対魔忍RPG 「降ったと思えば土砂降り」制作雑感

アスカが主役のイベント「降ったと思えば土砂降り」が始まった。

久しぶりにストーリーを最初から考えたイベントで楽しみにしていた。

ということで、まだイベントの途中だが色々と思い返してみる。

 

 

その前に、この絵はイベントが始まったすぐ後に、旭氏がツイートしてくれたものだ。

素晴らしすぎる。

 

さて、このイベント、もともとは特定の季節や新規キャラとは関係なく、いつでもやれるストック用で、内容もお任せということで、その時点であった素材を使って、好き勝手に考えさせてもらった。

 

サブタイトル「降ったと思えば土砂降り」は英語のことわざ、

「When it rains, it pours.」

の和訳で、日本のことわざでいうと「踏んだり蹴ったり」、「泣きっ面に蜂」と言ったところだ。

 

当初は「間違えられた女 アスカの災難」というサブタイトルを考えていた。

こちらの元ネタはヒッチコックの映画、人違いで酷い目にあう「間違えられた男」、重大事件にも拘わらず登場人物が次々とボケをかましていく「ハリーの災難」だ。

まあ、そんなイメージで話を作った。

 

主人公をアスカにしたのは、本編でふうま君とたびたび接点はあるが、いつも任務ばかりなので、それ以外のアスカの日常を書きたかったためだ。

 

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休みの日に外に出たら、変な連中が次から次へと現れ、いつもはふうまを振り回しているアスカが同じ目に会い、戦闘用の手足もないので困ったなという展開だ。

 

ただ、日常用の手足で苦戦していたところを、ついに戦闘用の手足に換装して「でんでんでんでん♪」と腕組みして登場みたいなシーンは欲しかったので、クライマックスで換装ボックスが基地から飛んできて地面に突き刺さり、そこに入って変身、あるいはアイアンマンみたいに手足自体がぶっ飛んきて次々とチェンジというのを提案したのだが、無理がありすぎるということでボツになった。さもありなん。

 

なので、アスカは日常用の手足のまま、それまで自分を振り回していたリーナや黒田巴と協力して勝つことになった。

リーナが「イングリッド様が聞いたら驚くな」と喜んでいるように、米連、魔族、対魔忍の共闘というのがいい。

 

このトリオ、オープニングでぶっ放しているようにアスカもたいがい非常識だが、そのアスカが基本前のめりのリーナと、思い込みが激しい巴に振り回されている姿は書いていて面白かった。

 

その前のDSO本部での女の子同士のお喋りも、ふうま君視点ではまずできないので、外伝ならではのお楽しみだ。

ジューンブライド狂想曲」以来のアンジェに加えて、まだ登場していなかったアルベルタドナ・バロウスをひょいと出せたのが嬉しい。

 

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適当にキャラを選んだわけではなく、アンジェはDSOからの連絡員として五車に時々来ている、アルベルタは魔族だがDSOの協力者、ドナはDSOではないがアンドロイド・アームがアスカの予備をカスタム化したものと、これまでのイベントや設定にそっている。

 

ところでこの話、報酬は新規キャラの黒田巴だが、目立っているのはリーナのほうだ。

それも当然、最初はアスカとリーナの二人だけだった。

元がありもの素材のストーリーなので、新規報酬キャラの巴が出てくるわけがない。

それがプロットができたくらいの段階で、巴を報酬にするイベントにするから、ちょい役で出してほしいという依頼があり、今のような形になった。

 

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リーナを相棒に選んだのは、今までのイベントで何回か出番があり、SRキャラにもなってるわりには、ふうま君を勘違いで襲ってきたり、強すぎる相手にすぐやられてしまったりと、ポンコツな面ばかりが目立っていたので、魔界騎士として本当は強いというのを見せてあげたかったからだ。

 

この娘、魔族としては魔力が弱く、角も小さくて、周りから白い目で見られてきたという、なかなか重めの過去があったりするのだが、それを努力でカバーしてイングリッドに認められるまでの強さになったという、一昔前の主人公みたいないい娘なのである。

 

そんないい娘のリーナを、以前のシナリオでプロットには「腕をひねる」とだけあったのに、アドリブで脱臼までさせてしまったおわびだ。

 

というわけで、今回のリーナは基本はポンコツなものの、いざ戦いになれば魔界騎士としてかなり強いという描写をしている。犬を除いて。

 

お気に入りのシーンは、弁慶にやられそうな巴のピンチを救った後に、自分もバック転しながら桜の目眩しで身をかわすところだ。

決め台詞の「華麗に軽やかに」を地で行く場面だ。

それでいて、「とおっ!」という、昔の仮面ライダーみたいなセリフが出るのもリーナらしい。

 

犬が苦手という設定は、逆にリーナのピンチを巴が助ける場面を作りたかったのだが、強いリーナにしてしまった手前、さてどうやってピンチにしようと、それまでの展開、今までの資料やシナリオを見返していたところ、ふとインディ・ジョーンズの蛇のように、すごく強いがこれだけは苦手というのがあったら個性になるなと、このイベントでいきなり設定をプラスしたら通ったものだ。

 

なにが苦手かは、絵の素材があればなんでもよかったのだが、ちょうど考えているときに、やはり旭氏がツイートしたこの絵を見て、ビビッと来た。

 

 

「お屋敷の怖い番犬に吠えられてトラウマ、これだ!」

 

そして「犬な苦手なキャラ」と思って、すぐこの歌詞が浮かんだ。

 

 ずっこけなんだ、あわてんぼなのさ。

 いつも失敗ばっかりしてるんだよ。

 だけど犬にはとっても弱いんだってさ。

 

言わずと知れたと言いたいところだが、さすがに古すぎて分からないユーザーも多く、ちょっと反省の「新オバケのQ太郎」の主題歌だ。

なにしろ「新」といいつつ放映は1971年、私だってリアルタイムでは見ていない。

後年、モダンチョキチョキズがカバーしているが、それだって1992年だ。

 

しかも、上の歌詞はうろ覚えで、一番と二番が混ざっている。

正しい歌詞はYouTubeのここで見られるが、

ずっこけで、あわてんぼで、失敗ばかりして、だけど犬に弱い。

だけどもなにも、悪口しか言っていない。

しかし、リーナによく合う……あ、いや、違った。

「だけど犬以外にはとっても強いんだってさ」だ。

語呂が悪いな。

 

一方、リーナを最大のピンチから救った巴。

それ以外では、アスカたちを犯人と決めつけて襲ってきたり(これは当初の“間違えられた女”からだが)、弁慶に自分から突っ込んで二度も殺されそうになったりと、強力な技を使うわりにあまり良いところがない。

 

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後から追加のちょい役だったせいもあるが、ただでさえリーナが大活躍しているので、さらに新キャラの巴まで無双しては焦点がぼやけると、ここは脇役に徹してもらった。

 

今回はリーナを犬から助けたファインプレイで十分。

いずれ巴がメインになるイベントで本来の実力を発揮してくれるはずだ。

 

巴といえば、蓮魔先生とのヤバい関係がポイントだ。

イベントではイングリッドの写真を欲しがるリーナに共感したりして一見まともそうに見えるが、エロシーンではえらいことになっている(担当はしてないが、資料は見た)

 

IFでない本編でもアレがあるのかないのか気になるところではある。

この先、巴がその強さを発揮する場面があったとして、その理由がこのイベントではまだ生えていなかったアレが生えたからだとしたら、ちょっとイヤだ。

 

ボスの千住院弁慶についても述べておこう。

このキャラも最初は別人で、レディ・スマッシャー(粉砕屋)という元傭兵の女サイボーグを考えていた。

 

戦場で身体を失うたびにサイボーグ化していって、顔以外の生身はほとんど残っていない。

回転する爪、マシンガン、ミサイルなど全身が武器で固められ、現地改修を繰り返したのでパーツもバラバラ。
だから、見た目が綺麗なサイボーグであるアスカを憎悪するというキャラだった。
趣味がもろに出ている。

 

その後、巴の追加と同じくして、ボスを超人に変更するということになり、完全な生身でサイボーグと互角に戦う怪人を考えた。
僧兵姿にしたのは、倒したサイボーグの頭を数珠つなぎにしているというビジュアルをやりたかったためで、分かりやすく名前も弁慶にした。

 

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ちなみにこの人、サイボーグ狩りとは別に宿命のライバルがいたりする。

イベントにはまるきり反映されてないが、設定には書いた。
自分と同じくらいに強靱な肉体を持ちながら、鍛錬ではなくドーピングで強くなろうとする、サイボーグ以上に許しがたい男。

 

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そう、マッスル団のボス、マッスルジョーその人だ。

ファイトスタイルも対照的で、生身にこだわるくせに武器は山ほど使う弁慶と、ドーピングしまくりだが戦いは素手で行うマッスルジョー。
この二人の決闘はさぞ盛り上がると思うのだが、そんな男同士の熱い関係など知らぬまま、二人ともアスカが倒してしまった。

 

 最後に、仮面の対魔忍へのおすすめプレゼントについて。
アロマやハーブティや入浴剤については、特にこれといった実在の商品イメージはないのだが、お菓子だけはちゃんと考えていた。
イベント中には名前を出してないが、せっかくなのでここに書いておく。

 

まず羊羹はとらや
老舗中の老舗だ。

でかいのを一本買うと結構な値段がするが、この一口サイズの詰め合わせとかは5本で1400円ほど。数は好きに増やせるし、ちょっとしたプレゼントにもいい。

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とらやカフェとかでも売っている、あんペーストなんかも楽しい。

私はこしあん派だ。

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そしてチョコレートは、この店「La Maison du Chocolat: ラ・メゾン・デュ・ショコラ」のをイメージしている。

 

一番オーソドックスな、この16個入りで5400円。はっはっは。f:id:masaki_SSS:20191201143604p:plain
しかし、アスカの言う通り、高いけれど本当に美味しい。

美味い美味いと口に放り込むとあまりにもったいないので、一日一つか二つ、コーヒーや紅茶と一緒にじっくり味わいたい。

あげて嬉しい、もらって嬉しいプレゼントだ。

 

対魔忍RPG 男の娘キャラ 制作雑感

対魔忍RPGでついに男の娘キャラがプレイアブルキャラとして実装された。

 

ローンチから出ている主人公の友人、上原鹿之助。

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つい最近になって初登場した穂希なお。

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いつの間にか長くなった対魔忍の歴史でも、男の娘は初めてのはずだ。
なんの因果か二人ともエロシーンを書いたので*1、それに絡んで色々と感じたことについて書いてみる。

 

この二人、今月になって立て続けに登場したが、書いたのも同時期だ。
というより、二人まとめて依頼が来た。
「ついにやるか!」という驚きがあった。
私にとっても、初めての男の娘だ。

 

しかし、「男の娘」とは妙な言葉だ。
キャラ属性として「の娘」がついてるだけで、普通に男だ。
改めて定義を調べてみると、「娘のように見える男」ということらしく、問題になるのは外見で、内面が男であるか女であるかは関係ないようだ。
というより、この外見と内面のせめぎ合いに、男の娘のキモがあるような気もする。

 

元祖は1980年代のマンガ、「ストップひばりくん」あたりだろうが、言葉としてはもっと新しいはずだ。
私がこの業界に入ったのがちょうど2000年くらいだが、そのころようやく出始めたかなという印象だ。

 

個人的には、2005年「処女はお姉さまに恋してる」の「宮小路瑞穂」、同年の「サクラ大戦V 〜さらば愛しき人よ〜」の「九条昴(公式には性別不明のままか?)」、2009年の「steins;gate」の「漆原るか」などが印象に残っている。

 

漆原るかについては、主人公のオカリンがことあるごとに「だが男だ」と言っている。
そう「男」なんである。
あくまで男、でも見た目は娘。
男の娘だ。

 

前置きが長くなったが、男の娘のエロを書くことそれ自体に抵抗はない。
以前、どういうわけかBLの仕事に関わったことがあって、普段読んだりしていないので、ユーザーには当たり前のセオリーが分からずに、スタッフに聞いてオススメゲームをプレイしたり、傑作と言われる本を読みあさったりとえらい苦労をした。

結局、それはお蔵入りになってしまって残念だったのだが、おかけでちょっと好きな作品*2もできて、趣味の幅が広がったりもしている。

 

それに比べたら、今回は対魔忍。

性別が男なだけでこれまでと同じ文法でやれるので気は楽だ。

とはいえ、今まで女の子でチンポが付いているフタナリキャラはいても、完全な男のエロはなかった。
運営もかなり気をつかっているとみて、こんな注意書きがなされている。

 

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正直、笑ってしまったが、正しい警告だろう。

私は指定に従ってシナリオを書いただけだが、二人ともキャラ設定、エロのシチュエーションからして、対魔忍RPG世界にやんわり入ってこれるようにかなり注意していると感じた。

 

まずはキャラ設定。
上原鹿之助は、内面は男だが、家のしきたりで魔除けのため、6才まで女の子として育てられているので、女の子の心が隠れている。
穂希なおも、内面は男だが、可愛いもの好きで、普段から女装している。

 

つまり、二人ともオーソドックスな男の娘からはずれている。最初から女の子よりだ。
対魔忍は女の子がメインだから、たとえ性別が男であろうと、はなから女の子要素を入れておおいて、もろに「男」とならないようにクッションにしているのだろう。

 

次にエロシーンの構成。
先に実装された穂希なおは、まず調教師のおじさんに自動オナホールでチンポ責めされる。おじさんによる直の手コキではない。微妙な違いだが、気を遣っているのは間違いない。

そうやって男に射精させられる快感と屈辱を味わせておいてから、二つ目のエロシーンでようやくおじさんにアナル処女を奪われてメス化する。
これも内面が完全に女になるというよりは、「男のチンポが気持ちイイ=女」くらいのニュアンスで書いている。

 

一方、鹿之助は最初からアナルを掘られるのだが、その相手はフタナリのスネークレディだ。
つまり見た目は女なので、いきなり男同士が絡んでいるキツい場面とはならない。
二つ目のエロシーンでは、それから結構時間が経っていて、なおに比べて内面の女性化が進んでいるが、これも元から隠れていた部分が露わになったというニュアンスだ。

 

そして鹿之助もなおも、相手は主人公のふうま君ではない。
これはかなり重要だ。
正直、ふうま君が攻めだったら、たとえば薬で暴走でもして理性がない状態とかでないと、私も書きにくかったと思う。

とりあえずモノローグがつらい。
なおは本編でも出会って間がないからなんとかなるとしても、男友達として付き合いの長い鹿之助とか、お前どういうつもりで犯してるんだと、書き手の私も思わずにはいられない。

 

また、鹿之助に関しては、

 あれ以来、ふうまのことは考えないようにしていた。
 これ以上メスガキ調教されたら
 もうふうまに会えなくなる気がしていた。
 違う。そうじゃない。
 完全にメス化した自分がふうまに犯されるのではないか?
 自分もそれを望むのではないか?
 それを想像するのが怖かった。

 

このあたりのくだりなど、それ以前にふうま君のことをどう思っていたかにも関わるので、ここまで書くのは冒険かなと迷ったのだが、フタナリにチンポを突っ込まれてる異常な状況でもあるし、

「もし自分がメスになったら、ふうまからもそう見られるかもしれない。犯されて喜んでしまうかもしれない。それ以前にふうまを性的に意識していたかは自分でも分からない」

くらいのニュアンスでまとめている。

 

いかに通常ストーリーから独立したIFのエロシーンとはいえ、「本当はずっとふうまを性的に意識していた」とまで書いてしまうとさすがに違うので、初めての男の娘としては、このへんがギリギリのラインだろう。

 

BL的には、ゆきずりの男に犯されて、昔から自分の中にあった、あるいはそこで芽生えた同性愛的な部分を自覚し、今までただの男友達と思っていた相手を性的に意識するという展開はありな気がするのだが、今ひとつ確信が持てない。泥縄の勉強なのでその程度だ。

 

今後、鹿之助やなお、あるいは新しい男の娘キャラのエロシーンがあるのか、それがどんな内容なのかは分からない。

 

もっとオーソドックスな男の娘に寄せた内容になるとして、
例えば―――

ただ可愛い顔立ちで、内面も男。
ふうま君がその男に欲情してしまい、100%自分の意思で犯す。
その子は、内面は男でありながら女として犯される歓びに目覚め、ふうま君だけのメスになる。

 

むむむ、対魔忍としてはなかなか冒険になってしまった。
どう考えたって男の娘より、ふうま君の方が一皮剥けている。
やはり難しいな、男の娘。

 

個人的には、最初から内面が女で、自分のチンポが嫌いな男の娘を、まず望み通り女の子として堕としてやってから、手コキとかトコロテン射精で責め立てて、お前は女以下のチンポ付きだと認めさせる展開とかやりたいが、それ男の娘か?という疑問はある。

 

その方向でやるならフタナリの方が向いてそうだ。
男にチンポがあるのは当たり前なので、同じ心が女の子なら、チンポが生えてるその時点でタブーを犯しているフタナリのほうが倒錯感が出しやすい。

もっとも、二次元ではフタナリは普通なので倒錯感も馴染みになってしまうが、男の娘でチャレンジしすぎるよりはいいだろう。

 

いずれにしろ、このタブーというのがエロでは大切だ。
普段から胸を見られている裸族は胸を見られても別にどうということはないが、夫以外には決して肌を見せない部族の子は肩がちょっとはだけただけでも死ぬほど恥ずかしがる。
どっちがエロいかといえばもちろん後者だ。

女の子であろうが、男の娘であろうが、キャラのタブーをどのへんに持ってくかがポイントになる。

 

ただ、アサギを始めとする対魔忍の看板キャラたちはタブーを犯されすぎて、キャラもユーザーも慣れてしまっている感がある。

 

アサギは、敵を倒す前にはとりあえず全員に犯されとく、触手も妊娠も3000倍もどんと来いみたいなイメージができあがっているので、陵辱それ自体でのタブーがもう作りづらい。
それもあって、エロシーンを担当した【最強の対魔忍】井河アサギでは、年齢差のありすぎる恋人という、ごくごく普通なタブーを用意して、年上キャラならではの可愛らしさを狙っている。それについては 以前書いた

 

さくらとかも、陵辱体験はアサギと同レベル、加えて本人が軽さを武器にしていて精神的にタフという印象なので、
「なははー。
 またオークに快楽堕ちさせられちゃったよ
 いやーまいったなー」
とか言いそうだ。さくら先生、全然堕ちてないよ。

 

先生として生徒の前で醜態を晒すとかも考えられるが、卒業式にオークの群れに犯されても、
「これが対魔忍になるってことなんだよ。
 さくら先生の最期の授業、みんなちゃんと見てて」
とか、開き直ってアヘ顔晒しそうである。
対魔忍の鏡というか、理想の先生というか、それはそれでおかしな方向にエロいが。

 

もう一つの看板、対魔忍ユキカゼのキャラも違う意味で難しい。
ゆきかぜにしろ凜子にしろ、ゲームでの最大のタブーポイントは秋山達郎だ。
ゆきかぜの思い人にして、凜子の弟。

 

ゆきかぜは達郎以外の男に犯されるのがタブー。
凜子はそれに加えて、弟なのでそもそも近親相姦というタブー。

 

ただ、この肝心の達郎が対魔忍RPGではいるんだかいないんだか分からず、アクション対魔忍ではついにゆきかぜのプロフィールから達郎の名が消えてしまった。

この先どうなるんだ、達郎。

 

ゆきかぜは達郎がいないかのように振る舞っているからいいとして(達郎にとってはよくないが)、

凜子は待機セリフで達郎の名を普通に口にしたり、「達郎によく似た男に犯される」というエロシーンがあったりする。

 

これで達郎は実在しない、凜子の中だけの架空の存在、ゆきかぜはそれを知って凜子に合わせているとかだったらヤバくて面白いとは思うが、そんなことはないだろう。
ただ出番がないだけだ。かわいそうに。

この達郎については、別に言ってやりたいこともあるのだが、またの機会にしよう。

 

というわけで、変な方向に話が進んでしまったが、「女の子だけじゃなく、この先の男の娘も楽しみ」と雑に話を締めて、今回の記事の終わりとする。

 

*1:かつ二人ともゲットしてない。そんなもんだ

*2:明治カナ子氏の「坂の上の魔法近い」、井上佐藤氏の「10DANCE」などが好み

対魔忍RPG 「雷撃の対魔忍」イベント 制作雑感(改)

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対魔忍RPGもようやく1周年。めでたい。
 

このブログ、書くことがなくて半年ほど放置していたが、復刻イベントで「雷撃の対魔忍」が始まったので、そのときのことについて前にもちょこっと書いたが、それをさらに詳しくする形で、あれやこれや思い返してみる。

 

「対魔忍ユキカゼ」の主役、水城ゆきかぜが登場するこのイベント。
復刻イベントとしては、アサギの「期末テストと最強の対魔忍」、若いさくらの「忍びの宿命って奴か」に続いて三つ目となるが、元々は対魔忍RPGで最初に行われたイベントだった。

 

作ったのはかなり古くて、2018年の始めくらい。
自分は、その1年ほど前にエロシーンばかり40個ほど一気に仕上げたきり、対魔忍RPGの仕事から離れていたので、設定やらなにやらすっかり忘れていて、というか、参加していない1年の間に色々と更新されていたので、一から資料を見直すこととなった。

 

とはいえ、当時はメインクエストがいくつか完成していたくらいで、まだまだ手探りの状態だった。
メインクエストと同じセッションが5つ、バトルが5回ある構成で、ラスボスが報酬のゆきかぜという以外、内容はお任せだった。
ただし、メインクエストを3章までプレイしている状態という条件が付いていた。

 

そこで、それまでに主人公とゆきかぜとの間にどんな接触があったか調べてみると、メインクエストでは1回しか会っていない。
今、実際にプレイするとチュートリアルに出てくるのだが、当時はそのシナリオもなかった。

 

そのたった一回の出会いでは、ゆきかぜはいきなり現れて、勝手なことを喋りまくってすぐ去っていく。クエストにも関係なく、別に出なくてもいい初登場だ。
ゲームのユキカゼや決戦アリーナをプレイしていたユーザーならともかく、それだけ見ると単に口うるさくて生意気な女という印象だ。
実際、主人公もそんな風に考えているようで、こちらは落ちこぼれ対魔忍、あちらは次世代のエリートと、あまり仲もよくなかったようだ。


そんなわけで、ゆきかぜをまだ知らない人向けに、イベントを通して基本的なキャラクターを紹介しつつ、主人公との仲をちょっと進めるというテーマで話を作ることにした。

その場合、アサギ先生にいきなり任務で組めと言われ、最初は喧嘩していたものの、任務を通して仲良くなるという展開がセオリーだ。
実際、後にきらら先輩を始めとして、そういったイベントが多く作られることになる。
しかし、なにしろメインクエストが3章までしか進んでいない状態だ。
下手にゆきかぜと一緒に新しい場所に行ったり、知らない人に会ったりすると、この先どうなるか分からないメインクエストと矛盾が出そうで怖い。
そこで、キャラにしろ背景にしろ、3章までに出てきた素材だけを使い回すことに決めた。

 

そこで思いついたのが、「対魔忍学校での普通の一日」という話だ。

背景を使い回しても不自然ではないし、ゆきかぜとちょっと仲がよくなるくらいの展開も作りやすい。

なにより、対魔忍学校を舞台にしているわりには、普通に学生をやっている話を書いたことがなかったので、その点でも面白そうだった。

 

要は学園物だ。
オープニングもそれにふさわしく「ちこくちこく~~~」で、ゆきかぜとぶつかるお約束のシーンから始めている。
悪態を吐くゆきかぜに対する主人公のセリフも完全にメタネタだ。

 

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ゲームなら、ひっくり返ってスカートがめくれて、そこに頭を突っ込んで最初のイベント絵、「この変態!」と電撃を食らって出会いの印象は最悪―――というあたりまでが様式美だろう。
まあ、イベント絵もないので、ここはガチャガチャ言い争うだけにして、遅刻のチャイムが聞こえたので慌てて校門に行くと、すでに生徒会の門番が立っているという展開になる。

 

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番役は、対魔忍新兵と対魔忍斥候。
どう見ても絵面がおかしいが、他に適当な素材がなかったのでしょうがない。
もっとも、ゆきかぜも朝から対魔忍スーツで、そこで合流した蛇子と鹿之助もそうなので、統一が取れているといえば取れている。

 

主人公は門番の目を盗んで入ろうとするが、ゆきかぜが正面突破を計り、なしくずしにバトルになる。
記憶消去と称して、気絶した門番の頭に電撃を食らわすあたり、頭は良いのにやることは力尽くのゆきかぜらしい。

これ相当やりたかったらしく、一番最初のメモの段階から書いていた。

 

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また、主人公より明らかに強いゆきかぜをラスボスにしなければならなかったので、イベントの都合で必要な5回のバトルを通して、彼女が主人公の指揮能力を認めて、自分でもちょっと戦ってみたいと思うようになるまで、ここから少しずつ描写を入れるようにしている。

最初は、いつものように蛇子や鹿之助を指揮していた主人公にゆきかぜはまったく気づいておらず、「戦うふりくらいしたら?」と普通に馬鹿にしている。

 

 

 さて、学校に着くと、クラスが再編成されていて、主人公、ゆきかぜ、蛇子、鹿之助が都合よく同じクラスになっている。
それ以前どうだったのか、設定では決まっていなかったので、学園物をやりやすいようにリセットしたわけだ。


担任はさくら先生。これにも理由はある。
この時点で使い回せそうな先生キャラは、アサギ、さくら、紫の三人。
設定上、静流も先生なのだが、次のメインクエストの4章で主人公が顔を知らないという展開が分かっていたので出せない。
アサギは校長なので、担任をやれそうなのはさくらか紫だ。
二択でさくらを選んだのは、遅刻騒動の罰として戦う相手に、忍蛇と忍熊を出したかったからだ。
さくらが世話しているという設定だったし、メインクエストの第3章で出てきているので使い回せる。素材が少ないので実にありがたい。

 

このバトルで、ゆきかぜは主人公が遊んでいたわけではなく、他の二人を指揮していたことに気づく。
ここ、主人公の指揮能力について、蛇子と鹿之助に褒めさせているのがミソだ。

 

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主人公が自分で「俺は指揮には自信がある」などと言うと、ゆきかぜの性格からして間違いなくいっそう馬鹿にする。展開上、それでは困る。
キャラの長所は他の人に言わせるとちょっとだけ説得力が増す。本人がいないときの方がいいのだが、この場合はしょうがない。

 


次は、地下訓練施設での授業だ。
いかにも対魔忍の学生らしいイベントだが、学校でバトルを起こす理由にだんだん困ってきたのと、敵素材の使い回しのためという理由の方が大きい。
今まで出てきた敵のうち、食屍鬼グールや魔術師といった、いかにもモンスターじみた連中を使いたいのだが、いくら対魔忍学校とはいえ、そんなものが現れたら一大事だ。
骸佐が送り込んだとか理由はいくらでも作れたが、そうすると日常話から離れてしまう。
そこで、戦闘シミュレーション装置の登場だ。
これなら脈絡なくどんな敵が出てこようが、学校以外のどんな場所を出そうが問題ない。
戦う理由も訓練だからだ。
実にナイスな設定だ。

暴れてよく物を壊すゆきかぜの描写で、テストプレイで電子機器をぶっ壊したという話を入れている。傍迷惑なヒロインだ。

 

このバトルで、ゆきかぜは主人公の指揮能力を認めることになるわけだが、そもそも主人公がやりたがるはずがなく、ゆきかぜも素直に聞くわけがないので、授業でさくら先生に指示されたからという、無理やりな流れにできたのもありがたかった。
しかし、ちゃんと褒めているわりに、結局はこんなことを言う。

 

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セッションの4つめは、ふうまの身内に絡まれるという話だ。
これも1章の反乱で出てきた、ふうま火遁衆を使い回したいという理由がまずあったからだが、骸佐の配下とかにするとまたややこしくなるので、その反乱に加わらなかった連中が主人公を逆恨みしているという展開になっている。

この回のみ、ゆきかぜはバトルに加わらずに傍観している。

 

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最初のアイデアでは、主人公が残されたふうまたちの気持ちの捌け口になってやるために、当主として自分から殴られようとしているところを、ゆきかぜが勝手に義憤を感じて助太刀するというのを考えていた。

 

ただ、この次のセッションで、どうやってラスボスをゆきかぜにするか悩んでもいた。

この時点で、ゆきかぜは主人公を認め始めているので、いくらイベント上の都合とはいえ、いきなり最後でまた喧嘩して戦ったりするのは不自然すぎる。

さて、どうしようかとあれこれ考えて、ここと同じ「気持ちの捌け口」というキーワードで、骸佐の反乱がらみで主人公に恨みをもつ女を出し、ゆきかぜが彼女たちに助太刀するという展開を考えついた。

そこで、さっき自分をうまく指揮した主人公の戦いぶりをここで外から見ていて、「ちょっとふうまと戦ってみたい」と、ゆきかぜの側からもバトルを望ませるようにした次第だ。

もっとも、主人公にとっては迷惑なだけだが。

 

 

そして、ラストはゆきかぜとのバトル。

ふうまに恨みを持つ女たちを連れてきて、お互いにドロドロした気持ちを溜め込まないために、とりあえず本気でやり合おうという提案をする。

ゆきかぜらしい力尽くの発想で、セリフはすらすらと出てきたが、頼まれもしないのに主人公と女たちを仲裁しようとするあたり、こいつ意外と人の気持ちを考えているのだなと、自分で書いていてちょっと驚いた。


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そしてオチだ。

勝ったと思ったゆきかぜが実は全力ではなく、その証拠にデカい雷を一発ぶちかまし、みんなが呆然としているところに凜子先輩が現れて、ゆきかぜがスタコラ逃げていくという、まあよくあるシーンだ。

セッション4と5の、主人公に恨みを抱いている生徒というのが少し重かったので、それを和らげる意味もあった。 

 

ところで、そういった骸佐の反乱による犠牲者の話は、ちゃんとやろうとするとどんどん深刻になっていく。

そのためか、ローンチから1年立った今でもあまり語られていない。
当時は、反乱直後の話だし、そういう連中もいないと不自然と思って出していたが、今になってみると、学園での日常話ということも含め、この「雷撃の対魔忍」、ちょっと他とは毛色の違ったストーリーになったと感じている。

 

最後に、このイベントで手に入る「SR/【雷撃の対魔忍】水城ゆきかぜ」は、味方全体のATKとDEFとSPDがまとめて60%アップするという大変使えるキャラだ。

もし興味をもってもらえたら、この機会にプレイしてもらえると嬉しい。

 

ではまた。  

対魔忍アサギ決戦アリーナ終了 ボツキャラの思い出

 対魔忍アサギ決戦アリーナが2019年3月29日をもって終了した。

 オープンが2014年7月1日なので、しめて4年と9ヶ月続いたことになる。

 ソーシャルゲームのサービスとして長かったのか、短かったのかはなんとも言えないが、プレイしてくれたユーザー、作ったスタッフ、そしてエロい目に合い続けたキャラクター、みんなお疲れさまだ。

 もっとも7月31日まではアクセスできるし、エロシーンも見ることができる。

 

 私は始まって2年目くらいで制作から離れてしまったため、その後はあまりプレイもしなくなっていた。それでも、今までで一番多くエロシーンを書いたコンテンツなのでやはり感慨深い。

 このブログでも色々と書いてきたが、ここにきてまだ紹介していないキャラクターがいるのを思い出した。

 ボツキャラだ。

 設定を考え、シナリオまで書いたが、登場することなく終わってしまったかわいそうな連中だ。

 どれもこれもローンチ前に考えたキャラなので、始まってしばらくたっても出てこない段階でボツになったのだとは思っていたが、心のどこかでいつか現れるかもと期待もしていた。

 しかし、サービス自体が終了したことでお蔵入りが決定し、対魔忍RPGで復活することもまずないだろうから、気持ちの区切りとして書き残しておくことにする。

 

三船・キャサリン・アークライト

「ヘイ! そこのアナタ、穴だらけにされたい? バラバラになりたい?
 今なら特別に好きな方を選ばせてあげマース。答えナサイ。

 あと3秒。2、1、タイムアップ。OK。両方プレゼントね。
 ザ・マキシマム。レディー・ゴー!!」

 

 サムライとカウガールの気質をあわせもち、剣と銃が一体化したような武器ガンブレードを二刀で使う、メリケン対魔忍として設定した。

 セリフを見れば分かるとおり、艦これの金剛だ。

 ただのパクリというのもアレだったので、やたらと細かい過去をでっちあげている。 

 

 鋼鉄の魔女アンネローゼに出てきた剣鬼、三船阿修羅の娘。
 母親はアメリカ人のカウガール、二丁拳銃の使い手ジュディ・アークライト。
 決闘で死に瀕していた阿修羅をジュディが手当てしたことがきっかけで2人は結ばれ、キャサリンが産まれた。
 一時は親子3人で暮らしていたが、戦いを求める阿修羅はキャサリンがまだ赤ん坊のころに剣術修行の旅に出てしまったた。
 キャサリンは「父親はサムライ」だったと教えらえただけで、その名前も知らないまま牧場で母親に育てられる。二丁拳銃の腕前は母親譲り。
 キャサリン15才の時、異能の力が目覚めかけ、それに目を付けた魔族に襲われる。
 ジュディはキャサリンを護るために魔族と戦って命を落とし、その悲しみでキャサリンは異能の力に目覚める。
 キャサリンは母を殺すことになった異能の力を忌み嫌い、故郷の牧場を出て、スラムでギャングのような自暴自棄の生活を送る。
 常人の目には止まらぬ速さで動くキャサリンに敵はなく、ついに闇組織の縄張りにまで手を出したが、そこで客分をしていた三船阿修羅に死ぬ寸前まで打ちのめされる。
 三船阿修羅はキャサリンが自分の娘であることに気づくものの、父親ということは明かさずに、かつてジュディに手当てされた時のようにキャサリンを世話する。
 キャサリンは自分を殺しかけた阿修羅に悪態を吐きつつも、母親が愛した「サムライ」に父親の影を見て、自ら望んで剣の手ほどきを受ける。
 すさんでいたキャサリンの心が癒された時、阿修羅は自分の役目が終わったとばかりに去っていく。

 キャサリンは残された二つの鈴を見て、阿修羅が本当に自分の父親であったことに気づくが、そのときすでに阿修羅はアミダハラでアンネローゼに破れ、父と娘が会うことは二度となかった。
 キャサリンは「儂のようになるな」という阿修羅の言葉を思いだし、母を殺した魔族から人々を護るため対魔忍となる。
 彼女が選んだ武器は、母から伝えられた銃、父から伝えられた剣を生かせる、二振りのガンブレードであった。

 

 趣味に走りすぎだ。

 オリガ=アレクセエヴナ=パヴロヴァあたりと同じく、一番最初のころに考えたもので、当時はサンプルもあまりなく、決戦アリーナのキャラをどんな風にすればいいのか、まだはっきり分かっていなかったので、とりあえず好き勝手に過去を作ったわけだ。

 そんなややこしい過去とはたいして関係なく、エロシーンは重力制御の力を奪われて空中浮遊ファックという、しょうもないものになっている。

 英語混じりの日本語という口調にしてしまった手前、喘ぎもそうしなくてはならなくなり、「もう掻き回さないで」とか「オマンコ壊れちゃう」とかの、ごく簡単なフレーズも英語でなんと言うのか分からず、原書のポルノをとりよせたりと結構苦労したのだが、あえなくお蔵入りとなった。

 ちなみに、当時のシナリオを読み返したら、

「もう掻き回さないで」 → 「DON'T SHAKE INSIDE!」

「オマンコ壊れちゃう」 → 「YOU BROKE MY PUSSY!」

 となっていた。

 中学英語である。

 頑張って調べたわりに、そのあたりが限界だったようだ。

 

  日本のエロゲ特有のセリフを英語でどう表現するかは前々から興味のあるところで、こちらでは終わってしまったが、向こうでは「Taimanin Asagi -Battle Arena」として現在もサービスが継続中だ。

 自分の書いたエロ文がどうなったか照らし合わせてみたいのだが、残念ながらリージョンの関係で日本からはプレイできない。

 せめてものなぐさめに、 通称TABAの公式Twitterアカウントはチェックしている。

twitter.com

 

 

 ドロシー

 「ドロシー、恐い顔する人や、イジワルする人は大ッ嫌い。
  そんな人はドロシーの作ったお人形さんでグチャグチャッと潰しちゃうの。
  そしたらすぐに静かになるもんね。キャハハハ、ドロシーかしこーい」

 

 米連の遺伝子操作によって、通常の人間を越える思考能力を有する生体コンピューターとして作り出されたデザインヒューマン。実験体は全部で50体いたが、生き残ったのは彼女のみ―――という、どこかで聞いたような設定の元ネタは、「蒼き鋼のアルペジオ」に出てくる刑部蒔絵である。

 ドロシーは愛称で、こちらの元ネタはもちろん「オズの魔法使い

 ハリウッド女優のようなナイスバディにも関わらず、精神年齢は10歳。

 超天才だが倫理観は欠如していて、「脳の無いカカシ」「心の無いブリキの木こり」「臆病なライオン」の殺人ロボットをけしかけてくる。

  エロシーンは殺人ロボットの制御を奪われ、拘束されて、メカメカしいディルドーを突っ込まれるという内容になっている。

 キャサリンと同じ頃に考えたが、今となっては印象が薄い。

 それもそのはず、デザインチャイルド、天才だが倫理観がないという以外、キャラクターの過去をたいして考えていなかった。

 その一方、「○○だが××」という設定を色々と盛り込みすぎて、なにをやりたいのかよく分からなくなっている。

 そのあたりがボツの原因だろう。

 

 

テュール

「あなたは浅ましい心の持ち主ですね。
 そのような者には私は容赦しません。
 可愛いこの子たちの牙でズタズタに切り裂いてあげます。
 生まれたことを後悔しながら死んでいきなさい」

 

 魔獣使いの少女。

 魔界の辺境に位置する、魔獣の森の国ネビロスの族長の娘。

 どんな魔獣も支配することができる「支配の右手(ハンズ・オブ・ドミネーション)」の能力を持つ。

 先代の族長を殺し、一族を壊滅に追い込んだ闇の魔獣を倒すため、三体の魔獣をともなって旅をしている。

 魔獣に死をも強制させることのできる使い手でありながら、本質的には心穏やかな性格で、自分の戦いのために、魔獣に殺しをさせることは好んでいない。

 部族の掟で、夫となる者以外には決して肌を見せてはいけないので、いつも長袖長ズボンをつけている。

 その下の身体には魔獣支配のための呪紋のタトゥーがびっしりと刻まれている。

 

 とまあ、ドロシーなどに比べて、設定も過去もそれなりに考えていた。

 なら、なぜボツになったのかと考えてみると、まず全身に呪紋のタトゥーというのがビジュアル的に微妙だったのと、肝心のエロシーンが三体の魔獣に犯される獣姦物だったからだろう。

 獣姦はたいていNGになる。本物の犬や馬は絶対に駄目だ。

 一応、犬に似た四つ足の魔獣で、顔が山羊だったり、触手がいっぱいだったり、豚だったり、背中に羽が生えていたりと、犬っぽいが犬でないと指定してみたのだが、やはりアウトだったようだ。

 とはいえ、そのうち登場するだろうと思っていたので、【魔界の錬金術師】シュヴァリエでその存在を匂わせたりしている。

 そのエロシーンでシュヴァリエは、六本足の豚のような怪物ムツンバイに犯されるのだが、お館様とこんな会話をしている。

 

シュヴァリエ「冗談はよして。こんなところにムツンバイを連れてこれるわけがないわ」

お館様「それが連れてこれるのだ。どんな魔獣も支配できる優秀なビーストマスターがいてな」
シュヴァリエ「支配の右手(ハンズ・オブ・ドミネーション)!」

 

 ここでニヤリとして欲しかったのだが、書いた私しか分からないやりとりになってしまった。

 残念無念。

 

 

 千代女(ちよめ)

「ふふん、久しぶりの客じゃ。
 存分に妾の身体を楽しむがよい。
 死とひき替えに至上の快楽を与えてやろうぞ」

 

  数百年の時を生きているくノ一、全ての房中術を会得した対魔忍の始祖。

 かつて武田信玄に仕えた望月千代女(もちづきちよじょ)その人。

 というキャラだが、設定をデカくしすぎたのがマズかったようだ。

 エロシーン1枚の2軍キャラで、こんな対魔忍世界の根幹に関わるような設定を入れたら駄目だろう。

 そのエロシーンも「全ての房中術を会得」という設定に引っ張られて考えすぎたあまり、奇天烈なものになっている。

 千代女がお館様を試してやると称して、「子宮回帰の術」とやらを使い、第一段階でチンポが膣から抜けなくなり、第二段階で射精が止まらなくなり、第三段階で腹に手を当てて左右に広げると、そこがぱっくり開いて巨大なマンコ、真の女陰が姿を現わす。

「男に無限射精させながら、真の女陰からぐいっと丸呑み。これこそ妾の子宮回帰の術じゃ。ほれ、貴様もここに戻りたかろう?」

 お館様は真の女陰に頭を突っ込みたい誘惑に必死に抵抗して、なんとか千代女に認めてもらえるという展開だが、我ながらわけがわからない。

 もっとも、これにも一応元ネタらしきものはある。

 1990年代、まだプレイステーションが1しかなかったころ、「クァンタムゲート 悪夢の序章」という、CGと実写ムービーを組み合わせ、選択肢によってストーリーが変化するインタラクティブムービーゲームがあり、それの続編「ボルテックス」のなかで、ヒロインに向かって「君とファックしたい」と選択すると、めでたくエロシーンになるかと思いきや、ヒロインの腹が唐突にぱっくり開いて、そこにできた化物の口からムシャムシャ食べられてしまうという、意味不明の即バッドエンドがある。

 よくもそんな大昔のネタをひっぱり出したものだと思うが、その当時は一度に10人とかまとめてキャラを作っていたので、設定やら過去やらエロシーンやら一気に考えすぎて、ネタ出しが限界にきていたのだろう。

 

 

クリスティン=コーンウェル

「私みたいな化け物になにか用?

 用がないなら消えてちょうだい。

 私が殺したいのは甲河アスカだけ。
 あなたではないわ」

 

 ボツキャラのラストはまたしても趣味に走りすぎたキャラである。

 設定は以下の通り。

 

 元米連関連のナノテクノロジー企業で働いていたエリート技術者。
 しかし、甲河アスカのアンドロイドアーム&レッグ開発の実験台にされてしまう。
 自ら望んでのことではなく、実験に必要な遺伝子パターンがたまたま一致したためで、双子の妹セリシア=コーンウェルと共に米連に誘拐された。
 アスカのアンドロイドアーム&レッグは、人間と魔界の技術を融合させたことに特徴があるが、実験で魔物の細胞をアームの機械に生体融合させたところ、その細胞が暴走、妹のセリシアは暴走細胞に飲み込まれて死亡してしまう。
 セリシアを助けようとしたクリスティンも右腕を失い、左腕は魔物の細胞と融合し始め、いったんはショック死してしまう。
 実験は失敗。後は解剖を待つだけのところ、魔物の再生能力でクリスティンは生き返り、米連の研究施設を脱走。
 右腕には死んだ妹のアンドロイドアームをつけ、魔物の細胞を取り込んだ左腕はいつまた暴走するか分からない。
 クリスティンは、自分と妹をこんな目にあわせた米連、さらには自分たちの犠牲も知らず、完成品としてのうのうと生きている甲河アスカに深い憎しみを抱くようになる。
 元々、遺伝子適正があっただけで、さしたる対魔能力もなかったクリティンだが、増大した魔族の血によって、実験用のアンドロイドアーム&レッグにも関わらず、完成体のアスカに匹敵する戦闘力を身につけるに至った。
 一方、米連の追っ手との戦いの中で、正規のメンテナンスも受けられず、その場しのぎの補修を繰り返したアンドロイドアーム&レッグにはガタが出始めている。
 死を覚悟したクリスティンは、逆恨みと知りつつ、アスカを倒すことだけを考えている。

 

 「たまたま異形の力を得てしまった普通人」という、個人的にかなり好きなパターンだ。

 デザインは、人造人間キカイダースクライドのカズマ、AKIRAで義手が暴走した鉄雄あたりの、左右非対称のキャラを想定していて、右目も人工皮膚が剥がれたターミネーターのように義眼剥き出しにするつもりだったが、いくらなんでもグロ方面にふりすぎたようだ。

 エロシーンも、ちょいと騙してメンテナンスをしてやったついでに、失われた子宮の機能も回復させ、異形化してしまったクリスティンに『女としての悦びを思い出させてやる』というもので、これは同じ時期に考えたサイボーグ人魚のトゥーリア=エルスハイマーと被っているので、どちらを削るかと聞かれたらこっちだろう。

 トゥーリアの、恋人を殺してしまった悲しいサイボーグという設定も気に入っているが、よくある話なのでどちらかと言えばクリスティンの方に思い入れがある。

 思い入れがありすぎると上手くいかないという、これもいい例だ。

 

 というわけで、ボツになってしまった5人を紹介したが、彼女たちはシナリオを書くことができただけいい方で、設定だけで終わってしまったキャラクターは他にいくらでもいる。この先もたくさん作っては、消えていくだろう。

 そんな表に出ることなく終わってしまったキャラクターも含めて、みんなありがとう、お疲れさまと記して、この記事を終わることにする。

 

 

対魔忍アサギ~決戦アリーナ~ そのだまさき担当キャラ一覧

対魔忍アサギ~決戦アリーナ~ オンラインゲーム

はてなダイアリーはてなブログに移行したことをきっかけに、「対魔忍アサギ決戦アリーナ」の担当キャラについての雑感を書き始めたわけだが、その1その2だけ公開して、ずいぶんと間が空いてしまった。

まだ色々と語りたいキャラもいるのだが、ひとまず担当キャラの一覧をまとめておくことにする。

担当したのは50人ほどと思っていたが、改めて数え直してみたら、もう10人ばかり多かった。結構忘れている。

これだけいると名前だけズラズラ並べても、どれがどれだか自分でも分からないのでカード絵も小さくつけておく。

対魔忍、魔族、米連の順に以下の通りである。

 

■対魔忍

カード絵 名前

f:id:masaki_SSS:20181224161257p:plain

【渚の最強対魔忍】井河 アサギ

f:id:masaki_SSS:20181224161047p:plain

【ウェディング】井河 さくら

 f:id:masaki_SSS:20181224160643p:plain 【6月の花嫁】さくら

f:id:masaki_SSS:20181224203050p:plain

【雷撃のバレンタイン】水城ゆきかぜ
 f:id:masaki_SSS:20181224203301p:plain 【斬鬼来援】秋山凜子
 f:id:masaki_SSS:20181224232854p:plain 【対魔忍ユキカゼ2】ゆきかぜ&凜子
 f:id:masaki_SSS:20181224233025p:plain 【雷撃の休日】水城ゆきかぜ

f:id:masaki_SSS:20181224233445p:plain

【斬鬼の休日】秋山凜子
 f:id:masaki_SSS:20181224233556p:plain 【花の対魔忍】高坂静流
 f:id:masaki_SSS:20181224233737p:plain 【斬鬼の新学期】秋山凜子
 f:id:masaki_SSS:20181224233830p:plain 【忠実なる執事】ふうま時子
 f:id:masaki_SSS:20181224234437p:plain

【刻まれた記憶】ふうま時子

 f:id:masaki_SSS:20181224235046p:plain 【C90&電気外祭】さくら&紫
 f:id:masaki_SSS:20181224235200p:plain 【若き探求者】八津紫
 f:id:masaki_SSS:20181224235258p:plain 【増える対魔忍】宵町朱莉

f:id:masaki_SSS:20181224235404p:plain

【陰陽騎士トワコ】柳生トワコ
 f:id:masaki_SSS:20181224235526p:plain レベッカ・シルキー

f:id:masaki_SSS:20181224235641p:plain

志賀あさつき

f:id:masaki_SSS:20181224235720p:plain

須城 幸

 f:id:masaki_SSS:20181224235857p:plain 田沼詩季
 f:id:masaki_SSS:20181224235951p:plain 穂村奏
 f:id:masaki_SSS:20181225000054p:plain 井河さくら

 

 ■魔族

カード絵 名前

f:id:masaki_SSS:20181225125309p:plain

沙耶NEO

f:id:masaki_SSS:20181225125417p:plain

【夏祭り暴走中】沙耶NEO
 f:id:masaki_SSS:20181225135442p:plain  【邪龍召喚】イングリッド
 f:id:masaki_SSS:20181225135456p:plain  【新春美女】イングリッド

f:id:masaki_SSS:20181225135521p:plain

シュヴァリエ
f:id:masaki_SSS:20181225135536p:plain 【魔界の錬金術師】シュヴァリエ
 f:id:masaki_SSS:20181225135602p:plain    【屍鬼羅刹】八津紫
 f:id:masaki_SSS:20181225135620p:plain   【幻影の対魔忍】水城不知火
 f:id:masaki_SSS:20181225135639p:plain 【蛇神の末裔】スネークレディ
 f:id:masaki_SSS:20181225135703p:plain  【蛇神の一族】セラステス
 f:id:masaki_SSS:20181225135724p:plain  【ゴーレムの女戦士】グラン
 f:id:masaki_SSS:20181225135744p:plain  【量産型再び】沙耶 
 f:id:masaki_SSS:20181225135815p:plain  マリカ・クリシュナ
 f:id:masaki_SSS:20181225135844p:plain  ドロレス
 f:id:masaki_SSS:20181225135902p:plain  アヌーシュカ・ライ
 f:id:masaki_SSS:20181225135923p:plain  ラークシャシャ
 f:id:masaki_SSS:20181225135941p:plain  メイア・ブラッドロード
 f:id:masaki_SSS:20181225135957p:plain  カタリーナ
 f:id:masaki_SSS:20181225140016p:plain  イングリッド

 

 ■米連

カード絵 名前

f:id:masaki_SSS:20181225142205p:plain

【闇水影心】井河さくら

f:id:masaki_SSS:20181225142255p:plain

【仮面の対魔忍】甲河朧
 f:id:masaki_SSS:20181225142239p:plain  【サマービーチ】仮面の対魔忍
 f:id:masaki_SSS:20181225142225p:plain  【ストレングス】八津紫
 f:id:masaki_SSS:20181224234912p:plain   【弾正の執事】ふうま天音
 f:id:masaki_SSS:20181225142325p:plain  【拠点防御換装】アサギ
 f:id:masaki_SSS:20181225142338p:plain 【監獄戦艦】リエリ・ビショップ
f:id:masaki_SSS:20181225142349p:plain 【監獄戦艦】ナオミ・エヴァンス
 f:id:masaki_SSS:20181225142406p:plain  レッドライン
 f:id:masaki_SSS:20181225142458p:plain  セシリア・チェロ
 f:id:masaki_SSS:20181225142512p:plain  アルベルタ
 f:id:masaki_SSS:20181225142528p:plain  フローレンス・フリーマン
 f:id:masaki_SSS:20181225142550p:plain  江戸川・ケイシー・郁子
 f:id:masaki_SSS:20181225142609p:plain  日向綾香
 f:id:masaki_SSS:20181225142653p:plain  オリガ=アレクセエヴナ=パヴロヴァ
 f:id:masaki_SSS:20181225142707p:plain  ミリア・クレメンティーナ

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 レイナ・七霧

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 リック・ミリアード
 f:id:masaki_SSS:20181225142759p:plain  トゥーリア=エルスハイマー
 f:id:masaki_SSS:20181225142840p:plain  甲河アスカ

 

全61人。

そのうち39人がエロシーン二つだ。

さくら&紫、ゆきかぜ&凜子のように、2人でカード1枚というのもやっている。

 

全部でどれくらいの量かというと、テキストデータにして1.7MBほどになる。

先日発売された私の担当作品、「正義の変身ヒロインを支える俺と悪の女幹部」がトータル1.2MBほどなので、それよりも多い。

400字詰め原稿用紙にしたら、2000枚は軽く越えているだろう。

それもエロばっかり。よく書いたものだ。

いくつか例外はあるとはいえ、男はひたすらお館様である。間違いなく私がこれまでに一番多く書いた竿役だろう。

 

女の子はというと、一番多く書いているのは、さくらだった。

異次元からやってきた若さくらを入れて5回もやっている。

ゲームは対魔忍アサギ3しか担当していないし、通常シーン以外のさくらエロは他のライターにやってもらっていたので、このアリーナでしかエロを書いていない。

そのせいだろうか、前回の対魔忍RPGの記事でもちょっと書いたが、ゲームではなくこのアリーナで自分なりのさくら観ができあがったように思う。

 

さくらに続くのは、4回の紫と凜子、3回のゆきかぜとイングリッドだ。

紫はさくらと同じく、ゲームではまるきり担当していないが、アリーナではこの4回の他に、異次元からやってきた若い紫が、記憶を失ったお館様と彷徨うイベント「次元侵略者の鳴動~若きむらさき」を全部書いている。

偶然出会った男と女が、戦いの中で惹かれあうが、最後は切ない別れをするという、B級アクション映画のようなちょっと好きなタイプの話で、紫のボイスはなく、絵はゲームからの使い回しとはいえ、ちゃんとエロシーンもあるのだが、イベントなのでもう見ることができないのが寂しい。

 

ゆきかぜと凜子はゲームの対魔忍ユキカゼ1,2と全て書いているので、性格やエロのリアクションではもう迷うところがない。

だから、そのあたりが一変してしまっている、ゲームでは登場していない悪堕ち後の【堕落の雷撃】水城ゆきかぜあたりをやってみたかった気がする。

 

イングリッドも、ゲームではエロを担当していなかったキャラだ。

自分で設定から考えた【邪龍召喚】イングリッドも印象深いが、お館様を愛しのブラックと思い込まされ、頭の悪い甘々セリフを連発する【新春美女】イングリッドも気に入っている。

 

他のゲームからのゲストキャラもちょこちょこと担当していた。

陰陽騎士トワコ〜蛇神の淫魔調教〜」の主役、柳生トワコ。

 「監獄戦艦 〜非道の洗脳改造航海〜」から二人のヒロイン、リエリ・ビショップ、ナオミ・エヴァンス。

カーラ The Blood Lord」のサブヒロイン、マリカ・クリシュナ。

トワコはメインライターだったし、監獄戦艦はサブライターとして二人のエロをいくつか担当している。カーラはシナリオはやっていないが、特典の小説を書いたりしているので、全員まるきり縁がなかったわけではない。

久しぶりに会った感じで、楽しくやることができた。

 

以上、担当キャラについて一覧にまとめてみた。

対魔忍RPGについても、担当キャラが出そろったらいずれリストにまとめてみたい。

ではまた。

対魔忍RPG 担当キャラ制作雑感 【最強の対魔忍】井河アサギ 他3人の年上

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つらつらと気の赴くままに書いている制作雑感。

今回も「対魔忍RPG」についてだ。

二つ目のイベント「期末テストと最強の対魔忍」が終わった。

現在はイベント「幻影の魔女」が進行中である。

「最強の対魔忍」とくれば、もちろんアサギのことだ。

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叩いてくださいと言わんばかりの尻が印象的な、この【最強の対魔忍】井河アサギがイベントのボスとなり、そのまま報酬ともなった。

決戦アリーナではランキングで上位に入らないと手に入らない報酬も、対魔忍RPGではこの尻を根気よく叩き続ければ、大抵は手に入るという優しい仕様で、私も無事ゲットすることができた。

今回、イベントシナリオは担当していないのだが、このアサギのシナリオは書いているので、また色々と思い返してみる。

一人だけだとちょっと寂しいので、すでに登場している担当キャラについても何人か紹介してみたい。

 

【最強の対魔忍】井河アサギ

ゲーム「対魔忍アサギ3」での浩介とのイチャイチャエロ、決戦アリーナでの「【渚の最強対魔忍】井河 アサギでのお館様とのイチャイチャエロ続いて、対魔忍RPGではふうま君とのイチャイチャエロを書くことになった。

例によって、男女の関係性もエロに至る流れも異なっているわけだが、それぞれを比較してみると―――

 

対魔忍アサギ3

浩介はアサギの死んだ婚約者の弟で、今は家族。敵であるフェルストに操られてアサギを求め、アサギもそれに応じてしまう。

 

決戦アリーナ

お館様はアサギの敵。対魔忍学校に教師として忍び込み、周囲には秘密の恋人同士という催眠をアサギにかけて、海岸で露出プレイにはげむ。

 

対魔忍RPG

ふうま君は普通に教師と生徒の関係。隊長としてアサギに男を見せるため、一服盛って眠らせ、縛り上げた上で襲ってくる。

 

一番ろくでもない理由だ。単なるレイプである。

にもかかわらず、アサギはあっさり堕ちてしまう。

最初は目を覚ましてすぐ、ふうま君の仕業と見抜いたり、「こういう馬鹿なことをする生徒は君が初めてじゃないから」などと、対魔忍の校長らしくしていたくせに、いざふうま君が本気で自分に恋しているらしいと分かると、もう嬉しくなって身も心もトロトロに蕩けてしまう。

実にアサギだ。

最初の恋人、沢木恭介と悲しい別れをしているせいもあるだろうが、敵にしょっちゅう酷い目にあわされてから逆転したり、普段から感度3000倍をなぜか精神力だけで耐えていたりと、無理をし続けているのが良くない。

「私は最強の対魔忍なんだから、もう恋なんてしないなんて言わないわ、絶対」と、強がっているふしがある。

そうやって色々と我慢しているものだから、本気で迫られるとコロッといってしまう。

特に年下に弱いようだ。

今回も自分の生徒で、一回りくらい年が違うふうま君相手に、恥ずかしいくらい甘えている。

ふうま君との年齢差でいえばアサギ3の浩介と同じくらいだが、あちらは家族なので年上と年下というよりは、近親相姦的なタブー感が強かった。

今回はストレートに年齢差を強調するため、「オバサン」という言葉をかなり意識して使った。

アサギ自身にも何度も言わせている。

アサギ3や決戦アリーナではやらなかったことだ。

「あなたみたいな子と……こんなことしてるってだけで……オバサンは恥ずかしいんだから……ね?」

「いやあん、ばかぁ、オバサンに……そんなこと言わないで……からかわないで……怒るわよ……こんなみっともない顔、見ないで」

「ホントに? ホントに私なんかが好きなの? こんなオバサンのことホントに?」

このへんの台詞回しは、いかにもオバサンっぽくて気に入っている。

「誰だお前は!?」レベルだが、あのアサギがここまで来たかと感慨深い。

もちろん、ずっと年上という引け目があるからで、わざとオバサンと口にすることで、ふうま君にそれを否定してもらいたいのだ。

そして、ちゃんとふうま君に「オバサンは禁止」と言ってもらって

「分かったわ……ああんっ、すごく分かった……嬉しいっ……君みたいな子が……私に、ホントに……嬉しい……ああん嬉しぃい!」

 さっきまでの不安そうな顔から、アサギは初めて恋を知った少女のような顔になって、身体をヒクンヒクンとくねらせた。
 今まで沢山の男に嬲られてきた蜜壷も俺の本気を感じて、心底嬉しそうにキュンキュンと脈打ち始める。

と、えらい勢いで喜んでいる。

やたらと「私はあなたの恋人」と確認したり、「もうギリギリだから子供が欲しい」といきなり妊娠を望んだりするのも、同じ理由だ。

この恋がまた失われるのではないかと不安なのだろう。

このへんに「最強の対魔忍」として生きるしかなかった女の悲哀が感じられる。

―――って、即堕ち2コマで何を言っているんだろうな。

書いておいてなんだが、やはりコロッといきすぎだ。

もうちょっと頑張れ。

さて、次に紹介するのは、ふうま君に同じようなことをされても平気だったアサギの妹だ。

 

 

井河さくら

ふうま君がさくら先生に一服盛って、寝ている間にオマンコと口の両方を犯すというシーンだ。

やってることが変わらない。しょうがない男だ。

寝ている間に悪戯というのはたまにあるエロシーンで、「鋼鉄の魔女アンネローゼ」でも担当している。

dlsoft.dmm.co.jp

ちょうどそのシーンを公式サイトのサンプルで見ることができるが、正直言ってあまり得意ではない。

なんといっても、女のセリフが書きにくい。

寝ているのだから、当然起きている時のようには喋らない。

基本は寝息、感じてきたら喘ぎ声、あとはたまに寝言を入れるくらいで、セリフに変化がつかなくて困る。

例えば、寝ている間に挿入されてからのさくらのセリフだけを繋げるとこうだ。

「ンッッ……」

「ンンッ……ンッ……ぅ……んっ……」

「ンンッ……んん……んぅう……」

メッセージウインドウに表示される見た目からしてたいして変わらない。

こうなると、声優さんにお任せになってしまう。

さすがにそれだと色々厳しいので、

『私に悪戯したくなっちゃったか。分かる分かる。先生は魅力的だし、ふうま君は若いし、でもこんなことしたら駄目だゾ。めっ!』

 などど、もしさくらが起きていたらこんなことを言いそうだと、ふうま君が想像したセリフを間に挟んだりと小細工をしている。

実際、さくらは途中で起きていて、以降は寝たふりをしているわけだが。

シーン展開でいうと、CG差分の2枚目、ふうま君がオッパイを露出させて、それを強く揉み潰した瞬間、目を覚ましている。

以降、いきなり大きくなってくる喘ぎ声や、それに混じっての妙ちくりんな寝言、フィニッシュのために口に入れ直してからのフェラ、ゴックン、お掃除まで全部さくらのお芝居だ。

気づかないふうま君もどうかしている。

それが明かされるのは、賢者モードのふうま君が逃げ出した後なのだが、このさくらのモノローグが書いていて一番楽しかった。

(いつ目を開けて『こらーなにしてる!』ってビックリさせようかと思ってたんだけど、結局最後まで寝たふりしちゃった)
(だって、頭なでなでしながら『可愛い』とか反則だよ。年上はそういうの弱いんだから、もう)
(あんなに優しくセックスされたら起きるに起きれないじゃん) 

ちっとも優しくないので、このさくらも対魔忍感覚に染まりすぎというか、ちょっとおかしいのだが、それはともかく「年上はそういうの弱いんだから」などと思いつつ、実はたいして効いておらず、馬鹿な生徒に久しぶりに悪戯されて、それを先生として観察しつつ、自分でも楽しんでいただけのあたりが、似たようなことをされて即堕ちしてしまったアサギとの違いだろう。

自分はアサギの妹で、「最強」でなくてもいいという気楽さ、そこからくる柔軟さがさくらにはある。

感度3000倍にも根性で耐えたりせず、薬を使って抑えているのもいい例だ。

普通はそうする。

私個人としては、さくらが普段おちゃらけた態度をとっているのも半ば演技のように考えている。

本人が意識してやっているかどうかはともかく、対魔忍として色々とつらいことに向き合うための「柔らかい心の防御膜」といったところだ。

ちなみにアサギは「硬くした心の鎧」。なので実は脆い。

さくらは姉のアサギや、親友である紫に対しても同じように馬鹿をやっている。

だから本当に心を許した相手、対魔忍ではなく、最強の妹でもなく、ただのさくらとして接することができる相手にだけは、年相応の自然な態度を見せてくれる気がする。

「にゃはははは」などと笑ったりしなくなり、声のトーンもちょっと落ちて、「ねえ聞いてよ、今日学校でさ」と、アサギや生徒の愚痴なんかを言って、男が分かったつもりで「ああしたらこうしたら」としなくてもいい助言をし、「私はただ愚痴を聞いてもらいたかったの」とヘソを曲げたりする。で、その晩は「あなたと感度1倍でするのが一番気持ちいんだ」などと甘えながら普通にセックス。

かなり可愛いと思うが、このコンテンツは対魔忍なので書く機会はあるまい。

 

 

ふうま災禍

ランクRだが、このイベントではボスのアサギに対する優秀なアタッカーとして注目を浴びた。

ハイレグのやたらエロい姿、サイボーグの足で敵を蹴りまくる、いかしたお姉さんだ。

また年上。時子よりも年が離れている。

決戦アリーナの時は、お館様の父親であり宿敵でもある”ふうま弾正"の秘書で、沈着冷静にして冷酷、お館様に対しても「弾正様のために貴様を殺す」といった感じのえらいキツいキャラだったのだが、

対魔忍RPGでは、対魔忍を裏切った弾正には最初から従わず、残されたふうま君の世話をずっとしてきたという、まるきり逆の設定だ。

対魔忍としてのクールな性格はそのままだが、ふうま君に対してだけはやたらと甘く、なにかと厳しい時子には内緒で、「しょうがないですね、若様は」などと言いつつ、こっそりおやつを作ってあげたりしている。

もう完全に別人だ。

そんなわけで、執筆時に決戦アリーナのサンプルシナリオが三つほどあったが、あまり参考にせず、口調から何からどんどん新しく書いていった。

これだけ過去が違うと、下手に真似したらおかしなことになってしまう。

なんとなくだがイメージはNHK大河ドラマ独眼竜政宗」で、竹下景子が演じていた正宗の乳母、喜多。我ながら古い。

そんな二人のエロシーンは、喜多と同じく「若様に仕えている私」という災禍のキャラを強調させている。

例えば、子供の頃からずっと世話してきたふうま君にいきなり求められると、

「い、いけません、若様、ふうまの当主たるべきお方が、私のような女にっ、それはいけませんっ」

「あんっ……んっダメ……若様……いけません……私とこんな……許されません……あんっんっ……若様ぁ……」

などと、自分が嫌だからではなく、身分が違うからと止めようとし、

やめないふうま君に媚薬を使われてイキそうになると、

「若様の前でっ、絶頂するなどっ、秘書としてっ、決して、決してっ、許されませんっ! いけませんっ!」

「んっんんーーっ、若様っ、お願いしますっ、やめてくださいっ、イカせないでくださいっ、お許しをっ、お許しを、若様ああっ!」

若様の前で絶頂するという恥をさらしたくない一心で最後の懇願をする。

それも叶わず、恥ずかしい姿を見られてしまい、ふうま君が自分で勃起していると分かると、しっかり覚悟を決めて、

「この災禍に……若様のお情けを頂けますか?」

「若様、お願いします……若様のその逞しいオチンチンを……災禍の女陰(ほと)で感じさせてくださいませ……」

あくまでも若様に仕える者としておねだりする。

そして、ふうま君に挿入されてからは、

「この日のっ、ああん! この日の為にっ! ずっと膣内<なか>を、鍛えてきましたあっ!」

「万が一っ、若様がっ、わたっ、わたくしを、お求めになったときのためにっ、そのためにっっっ!!」

「でもっ、でもっっ、夢でしたっっ、こんな風に、若様に女として求められるのがっ、ずっと私の夢でございましたぁああっっ!!」

と、実は若様のためにちゃんと準備をしていて、いつか求められることを夢見ていたということが明かされる。

まあ、よくあるパターンで、よくあるセリフ回しだが、決戦アリーナの時とは違った災禍の魅力が出せたと思う。

作画のZOL氏が、そんな災禍のイメージにぴったりの絵をツイートしてくれている。

素晴らしい。

 

 

 

四條如月

決戦アリーナからのエロCG流用キャラだ。

そちらでは、すべてエロ1枚ながら4回も登場していて、最初は「四條 如月」という名前だけのキャラから始まり、以降はその前につく異名が、【金剛】【閃光金剛】【対魔娼婦】と変化していっている。

対魔娼婦……初めて見る言葉だ。

「魔に対する忍」で対魔忍という理屈からいくと、「魔に対する娼婦」ということになるのだろうか。

奴隷娼婦よりも大変そうだ。

それはともかく、決戦アリーナでは一度も担当していないので、私にとっては初めてのキャラとなった。

当時、参考資料としてあったのは、ただの「四條 如月」と「【金剛】四條 如月 」の二つだけだったが、

一つ目は、魔族から助けてもらった男(お館様)が対魔忍の敵であるとは知らぬまま、お礼として自ら処女を捧げる展開。

二つ目は後にお館様の正体に気づいて、屈辱を晴らすために戦って敗れ、今度はアナル処女を奪われてしまう展開。

と、ちゃんと続き物になっている。

それぞれのカードの話が独立していることが多い決戦アリーナでは珍しい。

ともあれ、如月は良くも悪くも筋を通そうとする生真面目な、あるいは面倒くさいキャラなわけだが、参考にできるのはその基本的な性格くらいで、やはりふうま君との関係性もエロの導入も異なっている。

こちらでは、如月は新任隊長となったふうま君の年上のお目付役で、二人だけの任務中ずっと憧れていたとふうま君が迫ってくるという展開だ。

以前にも書いたが、CG流用のときはそれくらいシチュエーションが違っていた方が、前のシナリオに引っ張られなくてやりやすい。

なので、戦いの後でつい欲望に火が付いてしまった(と如月は思っている)ふうま君をお目付役として懸命にいさめようとする展開にしている。

「如月さん、処女じゃなかったんですね」
「そうよ……処女じゃないわ……幻滅した? だったら……もう……抜いてちょうだい……君のしたことは……忘れるから」
「幻滅なんてそんな。でも、彼氏とかいたんですか?」
「私は……女の対魔忍よ……」

 如月さんはそれだけ言うと、後はもう言わなくても分かるだろうと言いたげに寂しげに笑った。

このへんのやりとりは、一つ二つ年上の上級生などでは出せない、大人の女対魔忍の哀しさが出させた思う。

しかし、こんなことを言ったのが運の尽き、ふうま君が「俺が如月さんの男になります!」といつものように燃え上がり、オマンコから初アナルへと攻め立てられて、その若さと激しさに如月も陥落してしまう。

このアナル処女喪失は、流用元の「【金剛】四條 如月 」でもやっているが、そちらに比べて如月のアナルへの嫌悪感をかなり強くさせている。

例えば挿入前は、

「お尻はそういうことする場所じゃないわ」

 「アナルセックスなんてするのはオークみたいな変態だけよ!」

「やめなさいっっ! そんなことしたら本当に許さないわよっっ!! 君のこと殺すかもしれないわよっ!!」

こんな風に、お目付役の立場を思わず忘れて「殺す」とまで言い、

挿入されてしまってからも、

「ひあっ……ああっ、いけない……わ……この感じっ……だめよぅ……これは……ぅう、感じちゃいけない刺激……」

「お、お尻にっ……男の人のものを……い、入れるなんて……間違ってるわっ……あ、ああっ……抜いてえ……」

「いやぁあ……見ないでっ……こんな……みっともない顔してるの……見ないで……お願い……だめぇ……」

と、アナルセックスをしている自分、それで感じてしまっている自分をたっぷり恥じさせている。

アナルセックスの描写としては普通に思えるかもしれないが、なにしろ流用元の「【金剛】四條 如月 」のアナル堕ちが恐ろしく早い。

心の声たった3フレーズで、

(牝穴♪ お尻の穴も立派な牝穴……♪)

と納得したり、その時の内面の口調も微妙に違ったりと、かなり面白いことになっているので、決戦アリーナでそのカードを持っている人は二つのアナル処女喪失を比較してみると、より楽しめると思う。

 

 

以上、ふうま君より年上のキャラ4人を紹介してみた。

さくらを除いて、ふうま君が積極的に攻め立て、相手を翻弄している。

前回の記事であげた紫藤凜花もそのパターンだ。

逆に、ふうま君が年上に攻められ、振り回されるシーンもいくつか書いているのだが、それは別の機会ということで。

ではまた。

 

 

対魔忍RPG そのだまさき担当キャラ雑感 ローンチ登場SRキャラ補足 水城ゆきかぜ&紫藤凜花、ついでに【雷撃の対魔忍】イベント

対魔忍RPGX - オンラインゲーム - DMM GAMES R18

一つ前の記事で、対魔忍RPGのローンチに登場したキャラのうち、私が担当したSRキャラ四人を紹介したところだが、あの後で色々と調べたところ、どうやら二人ほど書き逃していたようだ。

まず一人目は、

 

水城ゆきかぜ

対魔忍ユキカゼ」、「対魔忍ユキカゼ2」のヒロインだ。

母親の水城不知火を紹介しておいて、肝心の娘を忘れるとは迂闊すぎる。

もっとも、エロシーン2つのゆきかぜを書いたのは覚えていたのだが、あの時は自分が担当したものかどうか確信が持てなかった。

相変わらず手持ちになく現物を確認していないのだが、ネットに上がっている内容などから察するに、どうやら私が書いたもののようだ。

今ちょうど初めてのイベント「雷撃の対魔忍」が始まっていて、ゆきかぜがメインとなるその話もやっているので、そのあたりも絡めてまた色々と思い返してみる。

 

さて、このSRゆきかぜは、先に紹介した沙耶NEO水城不知火リリムナーサラらと同じく2016年の末頃に書いたものだ。

エロシーンは、一つ目がふうま君がゆきかぜを脅しながら犯すもの、二つ目がふうま君の友人たちに輪姦されるもので、対魔忍のエロしては普通だが、今見るとふうま君のキャラがちょっと違っているように思う。

前回も書いたが、この頃はふうま君のキャラをまだしっかりと把握していなかったため、「隊長の立場を利用して、功績を挙げたいゆきかぜを脅して犯す」というシチュエーションそれ自体と、決戦アリーナでさんざん書いたお館様の影響が出てしまったようだ。

 

具体的には、ふうま君が「俺との関係をアイツに知られたくなかったら」と、ゆきかぜを脅しているあたりが気になる。

このアイツとは、ゆきかぜの幼馴染で友達以上恋人未満の秋山達郎のことだ。

はっきり書かなかったのは、RPGでの扱いがどうなるか分からなかったからだ。

ゆきかぜのプロフィールに書いてあるので存在はしているのだろうが、この先出てくるかどうかは分からない。

まあ、出てもろくな目に合わないだろうが。

なにせこの達郎、ゲームだろうが、ソーシャルだろうが、抱き枕だろうが、フェラホールだろうが、ゆきかぜや凜子を寝取られて絶望するのが役目というかわいそうなキャラだ。

ゲームで唯一存在する絵が、堕ちたゆきかぜの姿を見せられて絶望する顔のアップというのが彼を象徴している。

 

その達郎がらみで脅されでもしなければ、あのゆきかぜがおとなしく犯されたりはしないだろうとつけ加えたのだが、ふうま君の卑劣さがより強調されてしまった。

とはいえ、ふうま君も私が担当した他のキャラ相手には結構強引なことをしているし、担当していない、つまりどういう内容なのかまるで知らないキャラ相手にはもっとエグいことをしているかもしれないので、やっぱり卑劣キャラの方が正解なのかもしれない。単に私が「ちょっと違うかな」と感じているだけだ。

ゆきかぜにしたところで、結局はふうま君相手にツンデレアクメを決めてしまったり、誰だか全く分からないが何人もの男*1たちに輪姦されてザーメンおねだりをしていたりするので、どっちもどっちというか、いつも通りの対魔忍という気がしないでもない。

 

というわけで、個人的にふうま君のキャラがちょっとブレ気味に感じてしまうのが悔しいが、当時はそんな風に思っていなかったので、いつも通りに書いていた。

なんといっても、ゲームの1,2あわせて40シーンくらい、決戦アリーナでも【雷撃の休日】水城 ゆきかぜ【雷撃のバレンタイン】水城ゆきかぜ【対魔忍ユキカゼ2】ゆきかぜ&凜子とさんざっぱら書いているので、他に比べてセリフが出てきやすいキャラだ。

一つ目のエロシーン、ふうま君相手にたっぷりイカされた後で、

「ひあっ、あんっ……口とか……お尻とか……たくさんでとか……ほんとに……さ、さいてい……」
「わたし……れったい……あんたのこと、す、好きになったり……しないんだかからぁ……ああン」

 などと、完全に蕩けた声でまだ悪態をついてみせたり、

二つ目の輪姦の途中、膣内射精やぶっかけでアクメを決めたものの、お尻はアナルビーズを入れっぱなしで、まだ犯してもらっていないのが切なくて、

「チンポ好きなの……お尻をメチャクチャにして欲しいの……入れてください……お尻に入れてぇ……アナルセックスしてぇ!!」
「ガバガバになってもいいからぁ……今みたいにずっと開きっぱなしでもいいから……お願いチンポ早くぶっ込んでええっぅ!!」

と口よりも肛門を激しくひくつかせて、半狂乱でおねだりするあたりが気に入っている。

 

現状、ゆきかぜはこのランクSRをはじめとして、ランクRの【雷撃のバレンタイン】水城ゆきかぜ 【堕落の雷撃】水城ゆきかぜ、そしてイベント報酬である【雷撃の対魔忍】水城ゆきかぜと三人も出ている。

他の三つはどれも担当していないが、噂によると【雷撃のバレンタイン】水城ゆきかぜはオーク相手にかなりの痴態を晒しているらしい。

これはアサギ決戦アリーナで私が担当した同名のカード、【雷撃のバレンタイン】水城ゆきかぜからのCG流用のようで、そっちではどれだけ犯されても

「簡単に叩きのめせる非力な女の子一人を、大勢で痛めつけて犯しても言いなりにできないんだから、オークも知れてるっ」
「どんな女も堕とせるチンポだけが取り柄なんでしょ! 堕とせないから腹いせに殺すの?」
「チンポに価値がないオークなんて生きてる価値ないんじゃない! 殺せるもんなら殺してみろ、役立たずチンポども!!」

 と最後まで気丈さを保つようにしたので、同じCGでどんな風に変わっているのか楽しみにしている。

さて、とってつけたようにCG流用の話をしたのは、紹介するのを忘れていた担当SRキャラの二人目がそうだからだ。

 

 

紫藤凜花

ゆきかぜとは違い、本当に書いたことを忘れていた。

決戦アリーナでは【鬼腕の対魔忍】紫藤 凜花として一回しか登場しておらず、そっちは担当していないため、かなり印象が薄かったようだ。名前や絵を見ても思い出せないくらい、すっぽり記憶から抜け落ちていた。すまぬ。

それでも当時の資料やらシナリオやらを読み返してみると、どんなことを考えていたのか色々と蘇ってくる。

前にも書いたが、決戦アリーナのお館様とRPGのふうま君とではキャラとの関係性やエロシーンへの導入がまるで違ってくる。

この場合も、決戦アリーナでは凜花はお館様の敵で、罠にはめられて捕まり、お馴染みの「くっ、殺せ!」からの陵辱であるのに対し、

RPGでは、凜花はふうま君の先輩で、「勝負に負けた方が勝った方の言うことを何でもきく」という、これまたお約束の展開で負けてしまい、意地を張って色々なことをされてしまうというものだ。

これだけ関係性もシチュエーションも違うと、単にCGが同じというだけで、まるきり別のエロシーンといえる。

なので、決戦アリーナのサンプルシナリオは凜花の口調などを軽く参考にしたくらいで、そちらでは書かれていなかった要素をどんどんつけ加えていく形でシナリオにしていった。

特に意識したのが、

次代のエースと期待される一角で“対魔忍に二凜あり、秋山凜子と紫藤凜花”と謳われている
秋山凜子の“斬鬼の対魔忍”に対して“鬼腕の対魔忍”と恐れられている

 という「すごい先輩」設定と対比させるための、「実はドジっ子で意地っ張り」要素だ。

決戦アリーナの方でも若干そんな感じがあったので、それをより強調した形だ。

憧れの先輩の先輩のみんなが知らない一面、それが普段とのギャップでなんか可愛いというのはセオリーだし、なんといっても書きやすい。

例えば一つ目のシーン、ふうま君にまんまと拘束されてしまってからのやりとりで、

凜花「あなた恋人にこんなことするの!? こんな風に手足を縛り付けて、こんな恥ずかしい格好をさせて、もう信じられない!」
小太郎「俺ってちょっとSなんですよ」
凜花「どこがちょっとよ! メチャクチャドSじゃないの。やってらんないわ!」
小太郎「やめたければやめてもいいですよ。手足は凍らせてますけど、それを元通りにするなんて簡単でしょ?」
凜花「やめないわっ! なんでもって約束したもの。それで負けたのは私だもの。恥ずかしくたって悔しくたってやめてやらない!」

などと無駄に意地を張って、自分から墓穴にはまっていったり、

二つ目のシーンで、いよいよ本番という矢先に、

小太郎「怖いのを隠さなくたっていいですよ。凜花先輩が処女だってことはちゃんと分かってますから」
凜花「な!? なんで……?」
小太郎「対魔忍として下調べは大切ですからね。一緒に任務をする凜花先輩のプロフィールはちゃんと調べさせてもらいました」
凜花「くっ……」
小太郎「ま、俺が見たデータは三ヶ月前のものでしたから、その間に恋人でもできたか、敵に犯されでもしてたら違いますけど――」
凜花「こ、恋人もできてないし、敵に犯されてもいないわよ! これで満足っ!?」

などど、言わなくてもいいことを告白して、勝手に恥ずかしがりにいくやりとりなどで、決戦アリーナの陵辱エロとは違う色を出していった。

結果、流用するCGは、手足を氷付けにされて縛られるわ、乳首にピアスをはめられるわ、最後にアヘ顔Wピースを決めさせられるわと、なかなかに鬼畜度が高いのだが、元のエロシーンとはだいぶニュアンスの違うものになったと思う。

 

こんな風に、前のシナリオをある意味でガンガン無視して書けたのは、私がそっちを担当していなかったせいもある。 流用CGも、私にとっては新規のものなので、前のセリフに引っ張られずにどんどん書いていった。

もし前のを書いていたら、やはりその内容にどこかで引っ張られていただろう。

現時点でのCG流用キャラのうち、担当しているのは【駆動武装】八津 紫【パーティ】仮面の対魔忍ワイト四條如月グランだが、このうち決戦アリーナでも書いたのは最後のグランのみだ。

実際、グランは娼館で客を取らされるというシチューエーションまで同じということもあり、違いを出すのにちょっと苦労したし、モブの陵辱男で個性を出してもしょうがないので、グランが決戦アリーナよりも堕ちた状態ということで誤魔化している。

この連中は全員ランクRキャラということもあり、すでに手元にある。

特に、ワイトは、「3ターンの間、味方全体のSPを中回復する」という、マジックポイントのリジェネのようなスキルを持っているため、ゲームのキャラとしてもなかなかに有能のようで、嬉しい。

 

 

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さて、現在進行中の「雷撃の対魔忍」イベントについてもちょっと書いておこう。

対魔忍RPGで初めてのイベントになるが、公式Twitter

と紹介してもらっているとおり、ストーリーを最初から考えている。

発注時の要項は、

  1. メインクエストをチャプター3までクリアしている状態
  2. セッション5つで、5つのバトルを入れる
  3. ラスボスが報酬のゆきかぜ

これだけだった。ほぼお任せだ。

 

といっても、一担当があまりとっぴなことをやるわけにもいかない。

この先のメインクエス*2と矛盾が生じるのはなによりまずい。

従って、重要キャラの骸佐とか権左は登場させないほうがいい。

バトルの敵もそれまでに出てきたものを使い回すことにして、メインクエストに影響がでないように、人死にが出てしまうような大事にもしない。

同じ理由で、行っていない場所に行くのも危ないのでやめておく。

使えるのは、チャプター1の対魔忍学校、チャプター2の東京キングダム、チャプター3の幽霊城だが、一番無難そうなのは対魔忍学校だ。

ということで、なるべく余計なキャラを出さず、ゆきかぜとの絡みを中心にして、「対魔忍学校でのとある一日」の話を作ることに決めた。

ゲームでは、すぐ娼館だの謎の学園だのに行ってエロいことになってしまうので、ゆきかぜのどうということもない日常というのは、私にとっても新鮮で面白そうだった。

 

ところで、チャプター3まで、ふうま君とゆきかぜは一回しか会話をしていない。

それも、

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といきなり絡んできて、どうやってアサギに取り入ったんだと難癖をつけたあげく、凜子を探しているだの、ちょっと見直しただの勝手に喋っていなくなるという、かなりアレな出会いである。友達でもなんでもない。

なのでここは、「遅刻遅刻~~ぅ」でぶつかるお約束の出会いから、ゆきかぜのごり押しで門番と戦う羽目になったり、それがバレて一緒に罰を受けることになったり、戦闘授業で無理やり組まされたりと、ふうま君の意思とは関係なく、ゆきかぜと絡んでいくような話にした。

 

迷ったのは、どうやってゆきかぜをラスボスにするかだ。

ふうま君は自分で言っているとおり、指揮する以外は本当に何もできない。*3

実力が天と地ほど違うので、普通だったらまったく戦いにならない。ふうま君の性格からして絶対に避ける。

そもそも日常話なので、ラスボスとして大げさに登場する理由がない。かといって、今さら授業なんかで戦うのもつまらない。

そこで、メインクエストとちょっとだけ絡めて、反乱した骸佐たちに知り合いを殺され、ふうま一族に恨みをもつ女対魔忍たちが現れ、ゆきかぜが彼女たちにつきあうと勝手に言いだし、ふうま君としてはまったく納得ができないが、最後まで無理やり戦わされるという展開にした。

ゆきかぜも一連のエピソードでちょっと戦ってみたいと思う程度にはふうま君を認めたのだろう。

なにより、ゆきかぜが珍しく女対魔忍たちの気持ちや、ふうま君の立場を色々と考えているようで、結局出てくる答えが「いいからみんなで暴れよっ!」というのは、いかにもゆきかぜらしくなったと思う。

 

最後に、このイベントの報酬である【雷撃の対魔忍】水城 ゆきかぜは担当していない。どんな内容か当時も今も知らない。

今回は天井が決まっているボックスガチャイベントで、ちょっと頑張れば1枚は誰でも取れるようなので、なんとかものにしたいところだ。

 

対魔忍RPGX - オンラインゲーム - DMM GAMES R18

*1:ふうま君の友人ということになっているが、現状のキャラからはそんな友人はいそうにない。そもそも友達が少なそうだ

*2:その時点で現在公開されているものよりちょっと先まで上がっていた

*3:セッション4で、骸佐の反乱について行かなかった一族の残党に絡まれるのだが、当初はふうま君が一人であしらう展開にしたところ、そんなに強くないとリテイクになった