朝日ソノラマ、店仕舞い
当店は9月で店仕舞いします
なんだか切ないニュースだ。
久しぶりに行った同窓会で、友人の一人が亡くなっていたのをふいに聞かされたような、そんな気分になる。
自分にとっては、ソノラマ文庫だ。
あの緑のカバーが懐かしい。
ガンダム、イデオン、クラッシャージョウ、ハイスピードジェシー、ARIEL……エトセトラ。
当時、夢中になって読んだタイトルがすぐに頭に浮かぶ。
でも、カバーの色が緑から白に変わった頃には、もう読まなくなっていたはずだ。
話のラストが分かっているのもあれば、分からないままのもある。
へえ、倒凶十将伝は完結してたんだな。知らなかった。
こちらのエントリによると、
"基本的には、出版物は朝日新聞社に引き継がれるみたいだが・・。が、ソノラマ文庫の受け手がないみたい。
大森望さんのMIXI日記によると、ソノラマ文庫の在庫は、「吸血鬼ハンターD」以外は断裁の方向とのこと。"
だそうだ。
肝心の吸血鬼ハンターDは読んでいない。
ソノラマ文庫の新着情報を見ると、最近もコツコツ出版していたようだ。
今時のラノベっぽいタイトルも見受けられるが、カバー絵などにどことなく昔のイメージが残っている。
老舗らしいといえばいえるが。
最近の出版界の状況、当社の経営見通しなど、さまざまな観点から検討の結果、やむなく店仕舞いすることになりました。時代の流れに抗し切れず、誠に残念な結果です。
時代の流れ。
そういうことなんだろうな。
多分これが最後の一冊になるだろうと思いつつ、未読であったクラッシャージョウの最新刊を購入した。
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【関連項目】
昔読んだラノベたち