ChatGPTで対魔忍RPGの人間関係や恋愛度をチェックしてみた


最近、ChatGPTを試している。
どこまで創作に使えるかはまだ未知数で、色々と思いついたことを入力しては、返ってくる答えをチェックしているところだ。
そんな実験の一つとして、対魔忍RPGやそのキャラクターについて何も情報を与えずに、私が書いたショートトーク『彼女たちのバレンタイン』を読み込ませて*1、キャラクター同士の関係や恋愛度を推測させてみた。なかなか面白い結果が出たので公開する。
以下のやりとりは、私の入力とChatGPT「GPT-4」からの出力をそのまま(私の誤字も含め)記載したものだ。それに私のコメントを付け加えている。
なお、これはふと思いついて最初に試したときの結果であり、全く同じ文章を入力してもわりと違う答えが返ってきたので再現性はないし、実際のキャラクターの人間関係その他とも全く関係がないことをお断りしておく。

 

●まんたん
以下にケースごとに、バレンタインのチョコレートを渡す場面の会話を入力します。
あなたは会話の内容から登場人物たちの人間関係を推測して下さい。
もし可能であれば、チョコレートを渡している側がどの程度相手のことを好きかをさらに推測してください。
情報が少なくて推測できない場合は、推測不能と出力してください。
いいですか?


●GPT-4
はい、大丈夫です。ケースごとの会話を教えていただければ、登場人物たちの人間関係と相手への好意の程度を推測します。情報が不足している場合は、推測不能とお伝えします。どうぞ、会話を教えてください。


●まんたん
【ケース1】
さくら「ふああ~~~。ふうま君、おはよ~~~」
ふうま「おはよう、今日は早いな」
さくら「なんか変な時間に目が覚めてゲームしてたら朝になっちゃった。はいこれ」
ふうま「なんだ?」
さくら「チョコだよチョコ。今日なんの日か忘れてない? ザ・恋する乙女が切ない想いを伝える日~~♪ なんちて」
ふうま「……ああ、バレンタインか。くれるの初めてだな。どういう心境の変化だ」
さくら「むっふっふ♪ 実はふうま君への気持ちがじゃじゃーん! 突然ライクからラブに変わった――とかじゃないんだ。にひひ♪」
ふうま「じゃあなんなんだよ?」
さくら「んーーーなんとなく。そういえば今まであげてなかったなーってふと思っただけ。コンビニで買ってきただけで、全然手作りとかじゃないし、ふうまくん今年はまた沢山もらえるだろうけど、これもそれに加えといてって、まあそんな感じ」
ふうま「加えるもなにも今年はこれが初めてだ。ありがとうな」
さくら「どういたしまして。ふぁあ~~、やっぱりもうちょっと寝よかな。んじゃ、おやすみー」


●GPT-4
【ケース1】
登場人物たちの人間関係: 友達
チョコレートを渡している側の好意の程度: 軽い好意

さくらとふうまは友達の関係です。さくらはふうまに対して軽い好意を持っていると推測されます。さくらはふうまにチョコレートを渡す理由を「なんとなく」と述べ、手作りではないコンビニで買ったチョコレートを渡しています。これらの要素から、彼女の好意は軽いものであると考えられます。


このショートトークは対魔忍RPGのプレイヤー向けに書いたものだ。
プレイヤーはこのさくらが異世界から来た若いさくらであり、彼女がふうまへ恋愛感情をはっきり示すことを躊躇っていると知っている。
であれば、「なんとなく」や「手作りではなくコンビニ」が、わざと好意が軽いものであるように振る舞っているからと想像するだろうし、私もそれを期待して書いているのだが、初見のGPT-4にはさすがにそこまでは読み切れなかったようで字面通り解釈している。
「ふうまへの気持ちが突然ライクからラブに変わったのではない」というセリフも「もうずっと前からラブ」という遠回しなアピールなのだがGPT-4は気づいてない。ふうま君も気づいてないかは今回は関係ない。
ところで、恋愛の「ライク」と「ラブ」というと、ラブコメの名作『気まぐれオレンジロード』を思い出さずにはいられない。

 

●まんたん
その調子でお願いします。続くケースについては、全て同じ世界の出来事で、ケースNoが大きくなるほど、時間的に後の出来事とします。また呼称は違ってもチョコレートを受け取る側は全て同じ人物です。よろしいですか?

●GPT-4
了解しました。続くケースも同じ世界の出来事で、ケースNoが大きくなるほど時間的に後の出来事として扱い、チョコレートを受け取る側は全て同じ人物ということを考慮して、登場人物たちの人間関係と相手への好意の程度を推測します。どうぞ、次のケースを教えてください。

●まんたん
【ケース2】
鶴「ご主人様、おはようござ――ぬあっ!? その手に持っているのはもしやバレンタインのチョコ? こんな朝早くからそのような真似をするとは一体何者!?」
ふうま「そこでさくらからもらった。今年はなんかくれる気になったらしい」
鶴「さくらさんが!? そうですか……さくらさんが……」
ふうま「どうした?」
鶴「いえ……ご主人様の専属メイドとして、最初にバレンタインのチョコをお渡しすることができず申し訳ございません。どうぞこちらをお受け取り下さいませ。私からの溢れる気持ちにございます」
ふうま「おお、二つもか」
鶴「こちらはトリュフチョコです。生クリームを使っておりますのでお早めにお召し上がりください。こちらはご主人様のお好きなオランジェットです。小分けにして真空パックしていますのでこのままでも一ヶ月、冷凍して頂ければもっと長く保つと思います。どうぞごゆっくりお楽しみくださいませ」
ふうま「ありがとう。そういえばライブラリーにも渡したりするのか?」
鶴「ち、父上にですか? 用意はしております。亡き母には及びませんが、父上はボンボンショコラが好きとのことですので……」
ふうま「喜んでくれると良いな」
鶴「はい、私もそう願っております」

●GPT-4
【ケース2】
登場人物たちの人間関係: 主人(ふうま)とメイド(鶴)
チョコレートを渡している側の好意の程度: 強い好意、尊敬

鶴はふうまの専属メイドで、ふうまを「ご主人様」と呼んで尊敬しています。彼女は自分が最初にバレンタインチョコを渡すことができなかったことについて謝罪しており、ふうまへの気持ちが溢れるほど強い好意を抱いていることが伺えます。また、鶴はふうまの好みに合わせたチョコレートを用意し、保存方法やお召し上がりの注意点まで丁寧に説明しています。これらの要素から、鶴はふうまに対して強い好意と尊敬の念を持っていると推測できます。

 

ご主人様、専属メイドとあるので、主従関係だと分かるのは当然だ。それくらい分からなければ困る。好意と尊敬もまあ間違ってない。
ただこの会話は今まであえてチョコを渡してこなかったさくらが今回は渡したことに鶴が驚くところもポイントなのだが、GPT-4はそのあたりに全く触れていない。
ケース1と照らし合わせればそれも分かるはずだが、「ケースごとに推測」と私が入力したのがまずかったのかもしれないと思い、続けてこんなことを聞いてみた。

●まんたん
いいですね。ケース2では鶴がケース1のさくらについて話していますが、鶴がさくらにどのような感情を抱いているか推測できることはありますか?

●GPT-4
ケース2の会話から鶴がさくらに対してどのような感情を抱いているかを直接的に示す情報はありません。ただし、鶴が「さくらさんが!?」と驚いた様子で反応していることから、彼女がさくらの存在を意識していることは分かります。しかし、これだけの情報では鶴がさくらに対してどのような感情を持っているかを具体的に推測することは難しいです。

 


「彼女がさくらの存在を意識している」という回答は興味深いが、人間がこの「意識している」という言葉を見て考えるであろう、恋愛にまつわるややこしい感情のあれこれとかは全く含んでいないはずだ。「しかし」から続く文章からもそれが分かる。
ただ、もしこの「しかし」以降がなかったら、そこまで読んだ人間が勝手にあれこれ深読みすることはありそうだ。実際、ChatGPTはある文章から確率的に次に最も来そうな文章を出力してるだけなので、そもそも全てこちらの深読みだとは言える。

●まんたん
【ケース3】
蛇子「おはよう。ふうまちゃん。今年は学校がある日のバレンタインで良かったね。また結構もらえるかもって期待してるんじゃない?」
ふうま「まあ、ちょっとだけな」
蛇子「やっぱり。もらえるといいね。蛇子はそういうのとは関係なく今年もちゃ~んとふうまちゃんにあげるけどね。はい、ハッピーバレンタイン♪」
ふうま「ありがとう。毎年感謝してる。蛇子様々だな」
蛇子「どういたしまして。今年のはちゃんとタコ墨入りだよ」
ふうま「お、おう……そうか」
蛇子「もーー、そんな顔しなくても大丈夫だよ。前にふうまちゃんから美味しい墨入りクッキーお返しにもらったでしょ? だから蛇子もタコ墨を入れても、ううんタコ墨を入れたからこそ美味しくなるように工夫を凝らしてみたんだ。期待してて」
ふうま「タコ墨を入れないって方向性はないのか? 前にそういうのもくれただろう?」
蛇子「だってそれだとただ美味しいだけで、食べた瞬間にこれ蛇子のだって分かんないでしょ? やっぱりそれはつまんないなあって。今回は美味しいから大丈夫だよ。タコ墨だけじゃなく蛇子の気持ちもい~~っぱいこもってるし」
ふうま「分かった。本気で味に期待するぞ」
蛇子「うんっ、あとで感想聞かせてね」

●GPT-4
【ケース3】
登場人物たちの人間関係: 友達
チョコレートを渡している側の好意の程度: 良い友情、個性を大切にする程度の好意

蛇子とふうまは友達の関係です。蛇子はふうまに対して、毎年バレンタインチョコを渡していることから、良好な友情があると推測されます。また、蛇子はタコ墨入りチョコレートを渡すことで、自分の個性を大切にし、ふうまに分かりやすく自分のチョコレートだと伝えることを意識しています。これらの要素から、蛇子はふうまに対して個性を大切にする程度の好意を持っていると考えられます。ただし、この好意は恋愛感情というよりは友情に近いものであると思われます。

 

本編でもちょっとアピールが弱いことが気になる蛇子だが、GPT-4にも「恋愛感情というよりは友情に近いもの」と解釈されてしまった。毎年チョコレートを渡してるだけでは駄目ということだ。それを蛇子に言ってやれと思うが、本当に言ったら間違いなくタコ墨を食らうだろう。
ただ、「個性を大切にする程度の好意」という東方キャラの能力名みたいな言い回しはちょっと面白い。

●まんたん
【ケース4】
ゆきかぜ「はい、バレンタインのチョコ。お返しよろしくね。今年も期待してるから」
ふうま「いきなりお返しの催促からか。まあ頑張ってみるよ。ありがとう。しかし箱がデカいな。それに重いぞ。これケーキか?」
ゆきかぜ「ブラウニー。ちょっと作ってみたんだ。二種類入ってるから。チョコだけのオーソドックスな方はまあ普通のブラウニーで、ドライフルーツ入りのは自信作。ずっしり濃厚甘々って感じだから、濃いコーヒーとかと一緒に食べるといいかも。すぐに食べきれないようなら冷凍して。一ヶ月くらいもつから」
ふうま「分かった。しかしゆきかぜもケーキなんか作るんだな」
ゆきかぜ「なにその私はケーキなんか作りそうにないのにこれはおかしいぞってすごいイラッとする顔は?」
ふうま「悪く取り過ぎだ。前にお菓子作りはチマチマ計量しないといけないから面倒とか言ってたろ?」
ゆきかぜ「言ったっけ? そうだけど最近クリアがお菓子作り始めてて、それで私が横でなんにもできないってイヤじゃない? だからちょっとね」
ふうま「お姉さんとしては辛いところだな」
ゆきかぜ「そうなのよねー。クリアはカラスとチョコクッキー作ってた。後で別に渡すって。ちゃんともらってあげてね」


●GPT-4
【ケース4】
登場人物たちの人間関係: 友達、お姉さん(ゆきかぜ)と妹(クリア)の関係もあり
チョコレートを渡している側の好意の程度: 友情、家族愛

ゆきかぜとふうまは友達の関係であり、ゆきかぜはふうまに対してバレンタインチョコを渡しています。会話の内容から、お互いに気軽に会話ができる雰囲気で、友情があることが伺えます。また、ゆきかぜは妹のクリアについて話しており、家族愛も感じられます。ただし、ゆきかぜの好意は友情や家族愛を示すものであり、恋愛感情とは異なると思われます。

 

「家族愛であり恋愛感情ではない」とゆきかぜが聞いたら「AIが余計なお世話」と怒るだろう。
ここは二人の間でバレンタインにチョコを渡すという行為がもう当たり前になっているのが親密さを示すポイントなのだが、そこに気づかなかったとしても「家族愛」というフレーズをもってきたのは面白い。
確かに対魔忍RPGの本編中、ふうまとゆきかぜがクリアとカラスを連れて、まるで家族のように海に遊びに行くといったエピソードがある。
無論、GPT-4がそれを知るわけがないので、クリアとカラスの話題や「お姉さん」といったフレーズからそう類推してくれたようだ。
それにしても、バレンタインにチョコレートを渡すだけでは、GPT-4は恋愛ではなく、友達としか思ってくれないらしい。やはりアメリカ生まれだけに毎日ストレートにアイラブユーとか言わないとダメなのだろうか。

●まんたん
【ケース5】
マヤ「あの……フーマ、私もバレンタインのチョコというのを用意してみました。私の世界にはそういう風習はないのですが、寮でみんながすごく盛り上がってましたし、フーマはきっと私からのチョコを期待してると言われたので……そうでしたか?」
ふうま「まあ期待というか、マヤ様からもらえたら嬉しいなとは思ってました。もらえるんですか。ありがとうございます」
マヤ「よかった。郷に入れば郷に従えと言いますものね。チョコに気持ちを託すというのはとても素敵ですし。……あ、でも勘違いしないでください。これを渡したからと言ってあなたが好きだとかそういうわけではありませんから。いえ、あなたが嫌いというわけではなく、好きか嫌いかで言ったら……それはその好きですが、男女の恋愛的な意味ではなく、つまりなんというか、いつも私に色々尽くしてくれているあなたへの感謝、そう感謝の気持ちを込めてのチョコです。そこは勘違いしないように。いいですね」
ふうま「もちろん分かってます」
マヤ「よろしい。こっちでいつの間にかあなたと恋仲になってたりしたら、姫姉さまになんて言われるかわかりませんもの」
ふうま「え? そういう心配をするってことは可能性はあるってことですか?」
マヤ「か、可能性の問題ではありません。主と従者とはある意味、恋人以上、夫婦以上に親密な関係になるのですから、私たちもお互いに節度を守りましょうとそういうことです。あなたいつも一言多いです。もう。黙って受け取りなさい」

●GPT-4
【ケース5】
登場人物たちの人間関係: 主従関係
チョコレートを渡している側の好意の程度: 尊敬、感謝

マヤはフーマに対して、主従関係にある者同士としての尊敬と感謝の気持ちを持っています。彼女は自分の世界にはバレンタインの風習がないにもかかわらず、寮での盛り上がりやフーマの期待を受けて、バレンタインチョコを用意しました。しかし、彼女は明確に恋愛感情ではなく、感謝の気持ちを込めたチョコだと伝えています。彼らは主従関係にあるため、互いに節度を守ることが重要であるとマヤは考えています。したがって、マヤの好意は尊敬や感謝を示すものであり、恋愛感情とは異なると思われます。

 

マヤがチョコを渡した理由を話しているとき、そのセリフをどんな調子で言っているかは全く書いていないが、ここはあえて長文にすることで、やたらと早口で言い訳しているのだろうと読み取ってくれることを期待して書いている。
それに加えて、恋愛の可能性について聞かれ、「か、可能性の問題ではありません。」とちょっと焦っているセリフが入れば、本心を隠すための照れ隠しだと分かって欲しいのだが、書いてあることをそのまま解釈してしまうGPT-4には難しいようだ。
というか、そういうAIなのでそれで正しい。「この入力はあなたの本心ではないと思われます。あなたの本心を推測すると―――」とか答え始めたら嫌だ。

●まんたん
【ケース6】
まり「……ふ、ふうま君、ちょっといいかな?」
ふうま「おっ、まりか? もしかしてバレンタインのチョコか?」
まり「うわっ、すごい勢いで来た。……う、うん。また私たち三人も用意してみたんだ。よかったら受け取ってくれるかな?」
ふうま「もちろんありがたく受け取るが、私たち三人って?」
まり「ふぇっ? あっ、舞ちゃんも卯奈ちゃんもいない!? なんで!? あーーーあんなとこに隠れてる! なんでえ??」
ふうま「やっぱり一人ずつ渡そうってことなんじゃないのか? どちらかといえば俺もそっちの方が嬉しいしな」
ふうま「え? そう? 一人ずつの方がいい?」
まり「なんかバレンタインって感じがするだろ。今にも告白しそうな感じで」
ふうま「ふぇええ? ここ告白? わ、私、今ここでふうま君に告白とか無理無理無理。いきなりそんなことできないよ~~」
ふうま「いや、告白しろとかではなくてだな。そういう雰囲気があっていいなという話だ」
まり「あ、ふいんきふいんきね。そうだね。そういうのはいいよね。じゃ、じゃあ……はい、ふうま君! 私からのえとえと……き、気持ちですっ!」
ふうま「ありがとう」
まり「私も受け取ってくれてありがと! それじゃねっ! も~~~~、舞ちゃん、卯奈ちゃん、いきなりいなくなるなんてひどいよーーーー!!」


●GPT-4
【ケース6】
登場人物たちの人間関係: 友達
チョコレートを渡している側の好意の程度: 友情

まりはふうまに対して友達としての気持ちを持っています。彼女は舞ちゃんと卯奈ちゃんと一緒にバレンタインチョコを用意しましたが、二人はいきなりいなくなり、まりがひとりでふうまにチョコを渡すことになります。まりは告白という意味ではなく、友情を示す気持ちとしてチョコを渡しています。彼女はふうまに対して恋愛感情を持っているわけではないようですが、バレンタインの雰囲気を楽しんでいる様子が見られます。したがって、まりの好意は友情に基づいていると考えられます。

 

どこをどう読んだら「バレンタインの雰囲気を楽しんでいる様子」が見られるのか謎だ。むしろまりに楽しむ余裕などなく、思いきり緊張してチョコを渡している風に書いたつもりなのだが。
チョコレートを渡すのにとても緊張しているということは、恋愛感情がありそうと推測して欲しかったのだが、GPT-4には無理だったか。まりちゃん、残念。

●まんたん
【ケース7】
舞「ふうまさん、お待たせしました。私からのほんの気持ちです」
卯奈「ふうま君、私からもこれ気持ち。いつも色々ありがとねっ!」
ふうま「二人ともありがとう。なんかまりが向こうで怒ってるがいいのか?」
舞「いいんです。そんなことより、まりちゃん先輩、ふうまさんにチョコを渡すときになにか言いましたか?」
卯奈「うんうん、それ私も聞きたい。まりちゃんふうま君になんて言ったの? なんてなんて?」
ふうま「いや、普通に私からの気持ちって」
卯奈「あちゃ~~~~~」
舞「まりちゃん先輩、相変わらずですね」
卯奈「でもでも、まりちゃんにしてはすごく頑張ってた。それ伝わってきた。その『私からの気持ち』にきっとすごい気持ちがこもってたと思うな。だよね、ふうま君?」
ふうま「う、うん? そうなのか?」
卯奈「こっちもだ~~~」
舞「こういう人ですから」
卯奈「しょうがないか。……あ、そうだ、ふうま君、私があげたチョコ餅、あんまり日持ちしないんだって。できれば今日中に食べて。ごめんね」
ふうま「分かった。チョコ餅とは卯奈らしいな」
卯奈「でしょ? すっごく美味しいよ」
舞「私のはカカオ100%のダークチョコレートです。買ってきたものですから日持ちします」
ふうま「そりゃまた苦そうだな」
舞「と思うでしょうが、これは甘くてなめらかです。きっと気にいると思います」
卯奈「舞ちゃん、本屋に行く回数も減らして、色んなお店でチョコ探してたもんね」
舞「そ、それはせっかくあげるのですから美味しい方がいいですし。では、失礼します。お返しはまた京千代紙でお願いします」
卯奈「舞ちゃん、お返しのリクエストするんだ。すごいね。じゃあ私はお餅を使ったお菓子がいいな。ふうま君、よろしくねっ!」

●GPT-4
【ケース7】
登場人物たちの人間関係: 友達
チョコレートを渡している側の好意の程度: 友情

このシーンでは、舞と卯奈がふうまにバレンタインのチョコを渡しています。二人はまりと同じく友達としてふうまに対して気持ちを持っており、それぞれが選んだチョコを渡すことで、友情を示しています。卯奈はチョコ餅を選んでおり、舞はカカオ100%のダークチョコレートを選びました。両者ともに、ふうまに対して感謝や友情を込めたチョコを渡しており、恋愛感情は見られません。

また、舞と卯奈はお返しのリクエストもしていますが、これも友達同士のお願いであり、特別な意味を持っているわけではありません。したがって、舞と卯奈の好意の程度は友情に基づいていると考えられます。

 

このケースは、舞と卯奈がチョコを渡すついでに、さっきのまりの様子を興味津々で聞く所がポイントなので、舞と卯奈についてはただの友情となっても無理はない。
プレイヤーであれば、舞が本屋に回数を減らしてまでチョコを探しにいったというくだりで、まりに劣らぬラブ度だと分かるのだが、GPT-4にそれが分かるはずがない。
ただ、お返しのリクエストを「特別な意味を持っているわけではありません」というのは言い過ぎである。そんなことどこにも書いてない。『少女ファイト』の「お前がそう思うんならそうなんだろう。お前ん中ではな」という言葉を進呈したい。
そこは気になったが、続けてこんなことも聞いてみた。

●まんたん
まりは舞と兎奈と一緒にチョコレートを渡すつもりでしたが、舞と兎奈はまりに気づかれないように別行動をとっています。この理由として推測できることはありますか?

●GPT-4
舞と卯奈(兎奈と書かれていますが、以前のシーンから推測すると卯奈と思われます)がまりに気づかれないように別行動をとる理由として、いくつかの推測が考えられます。

まりの緊張を和らげるため: まりが緊張しているのを察知し、舞と卯奈がわざと別行動をとってまりに一人でふうまにチョコを渡すチャンスを与えているかもしれません。これによって、まりは自分の気持ちを伝える機会を得られ、自信をつけることができるでしょう。

ふうまとの個別の関係を大切にするため: 舞と卯奈はそれぞれ、ふうまとの個別の関係を大切にしたいと考えているかもしれません。そのため、一人ずつチョコを渡すことで、それぞれの友情を深めることができると考えているのかもしれません。

まりのサプライズを演出するため: 舞と卯奈は、まりがふうまにチョコを渡すシーンをサプライズにすることを計画しているかもしれません。彼女たちが別行動をとることで、ふうまに対して予想外の展開が生まれ、その後の舞と卯奈からのプレゼントも印象的になるでしょう。

これらの推測の中から、舞と卯奈がまりに気づかれないように別行動をとる理由を考えることができます。しかし、具体的な理由は登場人物たちの心情や物語の背景によって変わるため、断定的な答えはありません。


まず私の誤字に気づいて、ちゃんと卯奈について答えたのはえらい。
二人が別行動をした理由についても、それを推測できる情報は殆どないにも拘わらず、これだけ色々提示してきたのは興味深い。
ただ「まりの緊張を和らげるため」などど、まりの時には全く言っていなかったことを突然言いだしたあたりは気になる。

●まんたん
【ケース8】
舞華「よう、ふうま。ここにいたのか。なんか色んな奴からチョコもらってるみてえじゃねえか。お前もなかなかやるな。俺も持ってきたぜ。お前には筆頭の件やらなにやらですげえ世話になったからな。今年はちょいと気合入れたぜ」
ふうま「気合って自分の炎で料理するとかしたのか?」
舞華「しねえよそんなこと。普通に東京の銀座に行ってチョコの専門店で買ってきたんだよ」
ふうま「そういう話か。銀座のチョコの専門店とか高かったんじゃないのか。悪いな」
舞華「いいってことよ。俺も一度行ってみたかったからよ。ものすげえゴージャスな店で俺としたことがちょっと中に入るのに躊躇っちまったよ」
ふうま「そんなにか。舞華もそういう店にはやっぱり可愛い格好で行くのか?」
舞華「うるせえな。俺だって場所柄くらいは考えるよ。……ちっ、可愛いとか余計なことを。鉄志の兄貴に言われたこと思い出しちまったじゃねえか」
ふうま「鉄志さんがどうかしたのか?」
舞華「いいからちょっと黙ってろ。今から渡すからよ。すーーはーーすーーはーーー、『ふうま君、これ私の気持ち、受け取って♪』」
ふうま「熱でもあるのか?」
舞華「ねえよ! バレンタインのチョコ渡すときくらい普通の女の子みてえにしたらどうだって言われたんだよ。こんなの全然俺らしくねえよ。いいからもらっとけ!」


●GPT-4
【ケース8】

登場人物たちの人間関係:
ふうまと舞華は友人同士であり、お互いに慣れ親しんだ関係にあります。

チョコレートを渡している側の好意の程度:
舞華はふうまに対して友情や感謝の気持ちを持っており、そのためにバレンタインのチョコレートを渡す決意をしています。恋愛感情は明確には示されていませんが、舞華はふうまに対して何らかの特別な感情を抱いている可能性があります。

 

ここで初めてGPT-4が「何らかの特別な感情の可能性」を読み取ってくれた。
しかし理由が分からない。
今までのパターンからして「舞華が普段はしないような言い回しをしたのはふうまに特別な感情があるからである」などとは推測しないはずである。
「銀座のチョコの専門店」=「値段が高い」=「特別な感情」ということだろうか。拝金主義なのか?

●まんたん
人物(~~~)と、括弧でくくられている場合は、その人物が実際に口に出しているセリフではなく、心の声と見なして下さい。

【ケース9】
伊紀「ふ、ふうま君っっ!! ちょっといいかしら?」
ふうま「磯咲か。なんだ? もしかして今年もバレンタインのチョコか?」
伊紀「え、ええ、そうなの。またふうま君にもらってもらおうかと思って。私もみんなみたいにバレンタインの気分を味わってみたいし、でも別にそんなに好きじゃない人に渡して勘違いされたらイヤだし……あ、違うの。ふうま君のことが別にそんなに好きじゃないとかじゃ全然なくて、ふうま君はそういう私の気持ちを汲んで普通に受け取ってくれるから、つい甘えちゃって。ごめんなさいね。私の勝手にいつも付き合ってもらって」
ふうま「いやいや、チョコをくれるだけで嬉しいよ。いつも立派なのをありがとう」
伊紀「う、ううん、私ちょっと加減が分からないところがあるから、いつも張り切り過ぎちゃって、今回もこんなになってしまったわ。大げさすぎたらごめんなさい。はい、ふうま君、受け取ってください」
ふうま「ありがとう。お返しはちゃんとするから」
伊紀「い、いいのよ。私が勝手にあげてるだけなんだから。そんなに気を遣わないで。でもありがとう。ふうま君。それじゃ」
伊紀(今年もちゃんと渡せたわ。言葉は普通だったけど、表情と仕草で私の溢れる想いを精一杯込めることができたわ。彼に群がる有象無象のメスブタたちとは絶対に違うはずよ。そうに決まってるわ)

●GPT-4
【ケース9】

登場人物たちの人間関係:
ふうまと伊紀は友人同士であり、伊紀はふうまに対して信頼しています。

チョコレートを渡している側の好意の程度:
伊紀はふうまに対して友情や感謝の気持ちを持っており、そのためにバレンタインのチョコレートを渡します。彼女はふうまに対して恋愛感情を持っているかもしれませんが、それを直接的に表現することはありません。代わりに、彼女は表情や仕草で自分の想いを伝えようとしています。

 

また字面通り解釈して「伊紀はバレンタインの気分を味わってみたいだけと言っていますので、伊紀の好意の程度は友情に基づいていると考えられます」などと、伊紀が聞いたら激怒しそうな答えがくるかと思ったが、それよりはましに解釈してくれたようだ。
しかし、伊紀が自分の本心をうまく伝えられなくて、やたらと喋ってしまうというニュアンスはここでも伝わっていない。そのへんは期待するだけ無理そうだ。
そうそう、「バレンタインの気分を味わってみたかっただけ」という答えで、私は『GS美神 極楽大作戦!』に出てくる机の妖怪を思い出した。教室の片隅からちょっと切なそうな目で横島を見ているラストシーンが印象に残っている。

●まんたん
【ケース10】
心寧(わあ、磯咲さんもふうま君にチョコあげるんだ。いつも渡してたみたい。すごいなあ。全然気づかなかった。ふうま君の前ではあんな顔するんだ磯咲さん。私も頑張らなきゃ。去年は家のそばまで行ったのに勇気がでなくて帰っちゃったし。今年はみんな渡してるから逆に目立たなくていいよね)
心寧「ふうま君、いつもありがとう。これ私の気落ちです。受けとってください。――うん、いけるいける」
心寧「……あ、あの……ふ、ふうま君? ちょっといいですか?」
ふうま「おお、心寧か、どうした?」
心寧「え……あのその……きょ、今日はバレンタインだから……私も……ふうま君にあげようかなって……」
ふうま「え? くれるのか?」
心寧「は、はい……イヤじゃなければですけど。受けとってもらえますか?」
ふうま「イヤなんてとんでもない。もちろん受け取るよ」
心寧「ああよかった。じゃあこれ。ふうま君。いつもありがとう。私の気持ちです。受け取ってください」
ふうま「うん。ありがとう」
心寧「ど、どういたしまして。そ、それじゃあ、ふうま君。またね」
心寧(やった。私ちゃんと渡せた。ふうま君も受け取ってくれた。すごく意外そうな顔してたけど、全然そういう対象じゃないのかな私? ううん、そこは気にしない気にしない。これが最初の一歩なんだから。磯咲さんを見習ってもっと頑張らなきゃ)

●GPT-4
【ケース10】

登場人物たちの人間関係:
ふうまと心寧は友人同士であり、心寧はふうまに対して感謝の気持ちを持っています。

チョコレートを渡している側の好意の程度:
心寧はふうまに対して好意を持っており、バレンタインのチョコレートを渡す勇気を振り絞っています。彼女はふうまに対して恋愛感情を抱いている可能性が高く、磯咲さんを見習って今後もっと頑張ろうと決意しています。

 

「ふうまに対して恋愛感情を抱いている可能性が高く」としっかり読み取ってくれている。
勇気を振り絞ってということも分かっている。
もちろんこれは「勇気」というフレーズが入っていたからだろう。
ChatGPTは元々そういうものだが、やはりちゃんと書けばそれなりに理解してくれるようだ。

●まんたん
【ケース11】
きらら「なんか知らないけど、アイツ次から次へとチョコもらってるわね。意外とモテるんじゃないの。拍子抜けしちゃった。これどうしようかな」
孤路「きらら、こんなとこで何してるの?」
きらら「うわっ!? 幽霊みたいにいきなり背後に現れないでよ。べ、別になにもしてないわよ」
孤路「今さっと隠したのはふうま君にあげるチョコ?」
きらら「なんだっていいでしょ。っていうかなんであげる相手がふうまなのよ?」
孤路「他にいるの? それは知らなかった。意外。誰?」
きらら「他にって、そりゃいないけど、これはふうまにあげようかなって持ってきたけど……コロこそこんなとこに何しに来たのよ?」
孤路「私? ふうま君にチョコをあげにきた」
きらら「えっ? あげるの?」
孤路「何度かあげてる。ふうま君すごく喜んでくれるし、私も普通にあげたいから」
きらら「そうなんだ。まさか本命? 違うわよね? 義理でしょ?」
孤路「ふふ、本命だったらどうする?」
きらら「べ、別にどうもしやしないけど、すごいビックリするわよ。コロがふうまになんて想像もしてないし」
孤路「そうなんだ。じゃあもっと驚かせようかな。実はね、私とふうま君、かなり前から付き合ってるの。みんなには内緒だけど」
きらら「うそ……」
孤路「くすくす、冗談。だったら面白いかもって今思っただけ。驚いた?」
きらら「ちょっとあんたねえ!!」
ふうま「あれ? きらら先輩にコロ先輩!?」
きらら「ふうまっ!?」
孤路「あーあ、見つかっちゃった。そのチョコどうするの?
きらら「渡すわよ。これで持って帰ったら馬鹿みたいでしょ。ふうま、はいこれ、バレンタインのチョコ!」
ふうま「え? ありがとうごさいます。きらら先輩からチョコもらえるなんて嬉しいです」
きらら「言っとくけど義理よ。あとクリスマスの時とか色々話聞いてくれたからそのお礼!」
孤路「クリスマスの時の話ってなに?」
きらら「な、なんだっていいでしょ!」
ふうま「コロ先輩、すいません。それは俺ときらら先輩の秘密なんです」
きらら「ちょ、ちょっと。そんな秘密とか言わなくていいって」
孤路「ふふ、そうなんだ。二人だけの秘密。すごくいいと思う。じゃあ私からもこれ。きららほどインパクトはないけど」
ふうま「そんなことありません。ありがとうございます。コロ先輩」
孤路「それと放課後、図書室に行ってあげてね」
ふうま「ああ、わかりました」
きらら「なんで図書室?」
孤路「それは私とふうま君ともう一人の秘密」

●GPT-4
【ケース11】

登場人物たちの人間関係:
ふうまはきららと孤路と友人であり、互いに親しく接しています。ふうまときららはクリスマスの時に何らかの話を共有しており、それは二人だけの秘密です。また、孤路はふうまと図書室で会う約束をしています。

チョコレートを渡している側の好意の程度:

きららはふうまに対して友達としての感謝を持っており、バレンタインのチョコレートを渡しています。彼女はチョコを義理と言っているが、クリスマスの時の話を引き合いに出してお礼として渡している。
孤路はふうまに対して友達として普通にチョコを渡しており、過去に何度か渡していることが示唆されています。彼女の好意の程度は恋愛感情とまでは明示されていませんが、ふうまとの秘密を持っていることから親しい関係であることが伺えます。


きららも孤路もふうまとの秘密を持っているというやりとりだが、そこを恋愛判定のためのプラス要素として推測してくれたようだ。
しかしここまで見る限り、GPT-4は「恋愛感情に気づかれたくないので慌てている、その気持ちをわざと隠している」といったことを読み取るのは苦手なようだ。
私がそのように書けていない可能性もあるし、そういうことをちゃんと書けているかチェックしてもらうのがAI本来の仕事という気もするが、今は気にしないことにする。

●まんたん
「お館くん」とは、紫水のふうまに対する呼称です。
推測をお願いします。

【ケース12】
紫水「お館くん、待ってたよ」
ふうま「これはチョコを期待してもいいのかな?」
紫水「もちろん。今日わざわざ呼び出しておいて違う用事だったら、お館くんガッカリでしょ?」
ふうま「そりゃなあ」
紫水「じゃあこれ。ハッピー・バレンタイン♪ 手作りとかじゃなくてゴメンね。これもコロに買ってきてって頼んだものだし。でもどんなチョコにするかは自分で選んだよ」
ふうま「ありがとう。前もって言ってくれれば実体化するのを手伝ったのに」
紫水「んーーーー。でもそしたらお館くん、私がどこになにしに行くか気になるでしょ? 一緒に買いに行くのも変だし。前は偶然そうなったけど」
ふうま「そうだったな」
紫水「でも、お館くんちょっと変わったね」
ふうま「なにが?」
紫水「今日のこの姿。バレンタインなのにエッチな格好じゃない。今日はお館くんにどんな格好させられるかドキドキしてたのに」
ふうま「あのな。今までだってああいう格好にさせたかったわけじゃない。たまたまフッと頭に浮かんだだけだ」
紫水「うふふ、そういうことにしておいてあげる。いつかお館くんの力を借りずに実体化できるようになったら、お館くんの溢れるエッチな妄想――じゃなかった、たまたまフッと頭に浮かぶのに頼らずに、私が自分でそういう格好してあげる」


●GPT-4
【ケース12】

登場人物たちの人間関係:
ふうまと紫水は親しくて、お互いを呼び出したり、プレゼントを渡したりしています。紫水はふうまを"お館くん"と呼んでいます。また、ふうまは何らかの能力を持っており、それを使って紫水を実体化させることができるようです。

チョコレートを渡している側の好意の程度:
紫水はふうまにチョコレートを渡しており、それを期待させています。彼女は手作りではなく、孤路(コロ)に買ってきてもらったチョコレートを選んで渡しています。紫水のふうまに対する好意は、友達以上の親密さが感じられるものの、恋愛感情にまで至っているかは明確には示されていません。ただ、紫水はふうまのエッチな妄想や、実体化に関して冗談混じりに話しており、お互いに親密な関係であることが伺えます。

 

恋愛感情とまでは思ってもらえなかったが、それよりはプラスに解釈してくれたようだ。
まずコロ=孤路とちゃんと認識しているのに感心した。
そして驚くべきは、この会話をSFファンタジーとして消費してくれなどとは一言も言っていないのに「実体化」というフレーズから、ふうまは何らかの能力を持っていて、それを使って紫水を実体化させていると答えたことだ。
もちろん、ただ実体化という言葉をそれっぽく使っただけで、実体化とはいったいどういうことなのか、そうやって実体化する紫水がどんな存在なのかはGPT-4は全く分かっていないだろう。
実際にはその能力を持っているのは孤路の方で、プレイヤーであればさっき彼女が言っていた「図書館」というセリフは、そこで紫水が待っているという意味であり、ふうまと紫水が話しているこの場所には実は孤路もいる(紫水を実体化させるために自分の身体を使わせている)と分かるのだが、そんなことはどこにも書いてないので、それをGPT-4に分かれというのは無理だろう。

●まんたん
「おやびん」とは、覚醒リリムのふうまに対する呼称です。
推測をお願いします。

【ケース13】
覚醒リリム「おーやびーん、学校お疲れさまーー。どうだった? チョコいっぱいもらえた?」
ふうま「まあ、結構もらえたよ」
覚醒リリム「やるじゃん。最近のおやびんモテモテだね。ではいよいよ、おやびんガチラブ勢第一位のリリムちゃんがおやびんのために準備したとっておきのチョコを――」
ふうま「『私を食べて』とかいうのはいらんぞ」
覚醒リリム「えーーーーー? そっちの方がよかった? しまったーー。私、普通にチョコ持って来ちゃったよ。ごめんねおやびん、今すぐ裸リボンになって、おやびんに食べられるからね。脱ぎ脱ぎ~~」
ふうま「しなくていいと言ってるんだ。やめんか」
覚醒リリム「あっ、そうだった。ざーんねん。じゃこれ。私が普通に手作りしたチョコ。おやびん、受け取って」
ふうま「ありがとう。へえ、手作りか」
覚醒リリム「みんながやってたみたいに、売ってたチョコ溶かして固めただけだけどね。でもでも聞いて聞いておやびん。私ね、それやってるとき、すっごいドキドキしちゃった。みんながバレンタインで盛り上がるのなんか分かった。もしかしたら淫魔でこんな気持ちを味わったのは私が最初かもしんない」
ふうま「そりゃまあ、淫魔は簡単に相手を誘惑できるからなあ」
覚醒リリム「そうなのそうなの。だからおやびんありがとね。私をこんな気持ちにさせてくれて。てへへっ」


●GPT-4
【ケース13】

登場人物たちの人間関係:
ふうまと覚醒リリムは親密な関係であり、覚醒リリムはふうまを"おやびん"と呼んでいます。覚醒リリムは淫魔であり、ふうまに対して特別な気持ちを持っていることが伺えます。

チョコレートを渡している側の好意の程度:
覚醒リリムはふうまにチョコレートを渡すことで、彼に対する好意を示しています。彼女は手作りのチョコレートを用意し、その過程でドキドキした気持ちを経験しています。覚醒リリムは、淫魔としては珍しく、ふうまに対して誘惑を使わずに自分の気持ちを伝えることに喜びを感じています。

覚醒リリムは、「おやびんガチラブ勢第一位」と自称し、自分のふうまに対する好意を強調しています。彼女の好意は、友達以上の親密さであり、恋愛感情にまで至っていることが明確に示されています。


ついに恋愛感情だと判断してくれた。
さすがリリム、伊達に覚醒していない。
色々と興味深い点はあるが、「淫魔としては珍しく、ふうまに対して誘惑を使わず」とぼんやり匂わせてはいるものの、はっきり明示していないことを指摘したのは素晴らしい。
また「おやびんガチラブ勢第一位」などという、わりとおかしな日本語をちゃんと解釈しているのも驚きだ。

●まんたん
カラスは人語を話すことができないため、「 」内のセリフは身振り手振りによって伝わってくる雰囲気と解釈してください。
推測をお願いします。

【ケース14】
クリア「ふうま、はーぴーばれんたいん。はい、わたしたちのチョコ、今年もあげる」
カラス「……♪ ……♪」
ふうま「ありがとう。今年は二人でチョコクッキー作ったそうだな。ゆきかぜに聞いたぞ。頑張ったな」
クリア「頑張った。ね、カラスちゃん?」
カラス「……! ……!」
ふうま「最近、お菓子作りを始めたんだって?」
クリア「うん。ゆきかぜが今年はふうまにブラウニーつくるって。だからわたしとカラスちゃんも」
ふうま「ん? 先にお菓子作り始めたのはゆきかぜなのか?」
クリア「そう、なんで?」
ふうま「いや、それならそれでいいんだ」
カラス「……? ……?」
クリア「ふうま、今ここでたべてみて」
ふうま「いいのか?」
クリア「うん」
ふうま「じゃあ遠慮なく。綺麗にラッピングされてるな。これも大変だったろう。いただきます。……うん、美味い。すごく上手にできてるぞ」
クリア「いっぱい練習した。何回もつくった」
カラス「………! ……!」
ふうま「二人ともありがとうな。……ん? 中になんか入ってる」
クリア「それ、ふぉーちゅんくっきー。カラスちゃんのアイデア
ふうま「おお、すごいなカラス」
カラス「……♪ ……♪」
クリア「なんのマーク? ハートが大あたり。星がちょっとあたり。○がふつう。×がハズレ」
ふうま「ハズレはいらなくないか?」
クリア「ゆきかぜがそういうのはハズレも入れないとダメだって」
ふうま「全くあいつは。こういうのに限って……ほら、ハズレだ」
クリア「いきなりそれ。びっくり」
カラス「~~~~」
ふうま「なあ?」
クリア「じゃあ、これで埋め合わせ。カラスちゃんと一緒に……ほっぺにちゅ♪」
カラス「……♪」

●GPT-4
【ケース14】

登場人物たちの人間関係:
ふうま、クリア、カラス、ゆきかぜは友人関係です。クリアとカラスは親しい関係で、一緒にチョコレートクッキーを作りました。ゆきかぜもふうまと仲が良く、彼にブラウニーを作ると言っていました。

チョコレートを渡している側の好意の程度:
クリアとカラスはふうまに対して友達としての好意を持っており、バレンタインデーにチョコレートを渡すことでその好意を示しています。特に、クリアはふうまにチョコクッキーを渡すために多くの練習をしており、彼に美味しいものを食べさせたいという気持ちが強いです。

また、ふたりはふうまにちゅ♪をしていることからも、親密な友達関係であることがわかります。ただし、これは友達以上の恋愛的な感情ではなく、仲の良い友人としての行動と解釈できます。

さらに、ゆきかぜもふうまに対して友達としての好意を持っており、彼女はバレンタインデーにちょっとした遊び心を取り入れたチョコレートを提案しています。これは、ふうまとの仲が良いことを示していますが、恋愛感情まで至っているかは明確ではありません。


「ちゅ♪」をキスと解釈してくれているかは不明だが、それくらいでは恋愛的な感情だとは思ってくれないようだ。GPT-4は恋愛判定のハードルが高い。
さらに、ここでは登場していないゆきかぜについても再び推測してくれているが、またしても友達としての好意止まりだ。
ここまで読んで、実はゆきかぜの方が先にお菓子作りを始めていたことが判明するのだが、そのあたりは全く読み取れなかったようだ。
質問の距離が離れているので、前に書いたことを忘れがちなGPT-4が先のゆきかぜとこのゆきかぜを同一人物と見なしているかも不明だ。
ちなみに、ゆきかぜはふうま君に嘘を吐いていたわけではなくて、バレンタインにチョコをあげるのがあまりに普通になりすぎて、「今年はなんか作ろうかな」くらいの軽い気持ちだったため、おそらく自分が先にお菓子作りを始めたことをすっかり忘れている。

 

●まんたん
【ケース15】

アスカ「ふうま、遅いじゃない。なにやってたのよ」
ふうま「なにって学校行ってたんだが。今日うちに来るなんて言ってたか?」
アスカ「言ってないけど、今日はバレンタインデーよ。私、去年は直にチョコ持ってきてあげたんだから、言わなくたって今年も私が来るかなとか思わない?」
ふうま「また無茶なことを。頼むから前もって教えてくれよ。ちゃんと待ってるから。いつかの義理チョコの時といい、なんでいつも言葉足らずなんだ」
アスカ「うるさいわね。私も昨日までずっと潜入任務だったし、今朝急に『あ、今日バレンタインだ』って思い出したんだもの」
ふうま「あのなあ」
アスカ「もういいって。せっかくのオフなのにこんなとこまで来てずっと待ってて悔しかったから、ちょっと文句言ってみただけ。はい、バレンタインの義理チョコ」
ふうま「ありがとう。この紙袋は前にもくれたすごい美味くてすごい高いチョコだな。フランス製とかいう」
アスカ「あ、覚えてた? そう、私の一番好きな店。せっかくあげるんだもの。たとえ義理でも一番いいものを食べてもらいたいじゃない?」
ふうま「そうか、ありがたく頂くよ」
アスカ「って言いつつ、お返しになにあげたらいいかプレッシャーがすごいって顔してる。別にそんな頑張らなくてもいいって。ふうまの懐事情はよーく分かってるし。それに去年くれた箱にリスの絵が描いてるクッキー。あれ可愛くてすごくよかった。今も小物入れに使ってる。ああいう気の利いたのがいいな。また私のために色々考えてね。期待してるからっ」


●GPT-4
【ケース15】

登場人物たちの人間関係:
ふうまとアスカは知り合いで、おそらく友人関係です。アスカはふうまにバレンタインデーの義理チョコを渡しており、お互いに連絡が取れる程度の親密さがあります。

チョコレートを渡している側の好意の程度:
アスカはふうまに対して、友人としての好意を持っています。彼女はバレンタインデーにわざわざふうまの家に来て、フランス製の高級チョコレートを渡していることから、彼に対しての気持ちを大切にしています。ただし、彼女自身が「義理チョコ」と言っているため、恋愛感情には発展していないと考えられます。

また、アスカはふうまの懐事情や好みについても理解しており、お返しについても気を使っている様子です。これは、友達としての関係が深いことを示しています。アスカはふうまに対して期待を持っており、今後もふうまが彼女のために気の利いたプレゼントを考えてくれることを望んでいます。これも友達としての好意の表れであり、恋愛感情には発展していないと解釈できます。

 


やはり「義理」と口に出してしまうと、恋愛感情とは判断してくれない
せっかくのオフなのにこんなとこまで来てずっと待っててフランス製の高級チョコレートを「義理」で渡す人物などいないということが理解できないようだ。
アスカのような回りくどくて面倒くさい子にはGPT-4は鬼門と言えよう。 
なお、アスカが買ってきた一番好きなチョコとは『ラ・メゾン・デュ・ショコラ』を、ふうま君がおかえしに選んだクッキーとは『西光亭』をイメージしている。私も好きだ。アスカじゃないが箱もとっておいて小物入れに使っている。

●まんたん
以下のケースはチョコレートを渡す場面そのものではなく、そのことについて電話で話している場面です。
推測をお願いします。

【ケース16】
ドロレス「わ、私、ドロレス。ふうま、バ、バレンタインのチョコ、ちゃ、ちゃんと届いた?」
ふうま「ああ、届いたよ。ありがとう。今ちょうど電話入れようとしてたところだ」
ドロレス「そ、そうなんだ。今ちょうど? ぐ、偶然通じ合う二人のハートみたいな? ウェヒヒ♪ ほ、ほんとはね、そっちに直接持っていこうと思ったんだけど、さすがにそれはヤバげな気がしたし、ド、ドローンで運ぶことも考えたんだけど、なんか五車町に入る前に撃墜されそうだったし、普通に宅配で。と、届いてよかった」
ふうま「ああ、さすがにドローンは撃墜されてたな」
ドロレス「やっぱり? あ、あのね、私、人間界で暮らすようになってわりと長いけど、バ、バレンタインのチョコって、は、初めてあげた。ノマドの他の子たちはい、いつも盛り上がってたけど、私そんな相手いなかったし、バ、バレンタインって非モテお断りの凶悪イベントじゃん。だ、だから今回、チョコあげれてすごく嬉しい。ふうまが私の初めての人。ウェヒヒ♪」
ふうま「そりゃ光栄だな。ホワイトデーのお返しはちゃんとするよ」
ドロレス「うえっ!? お、お返し? くれるの!? 私に? マジで? す、すごい嬉しい! またこっち来るの?」
ふうま「できれば直に渡したいが、俺がノマドに行くのは無理だよなあ。かといって家に行くのも」
ドロレス「お、お姉ちゃんに見つかったらヤバすぎ。じゃ、じゃあ待ち合わせしてど、どっかで二人で会わない? ね? ね? 約束しよっ!」


●GPT-4
【ケース16】

登場人物たちの人間関係:
ふうまとドロレスは知り合いで、友達のような関係です。二人は電話で会話ができるほど親しく、ドロレスはふうまに対してバレンタインデーにチョコレートを贈ることを決めました。

チョコレートを渡している側の好意の程度:
ドロレスはふうまに対して、友達以上の好意を持っていることが考えられます。彼女はふうまにバレンタインデーのチョコレートを送るために、直接持っていくことやドローンで運ぶことを検討したと話しています。また、彼女は人間界で暮らしている間にバレンタインデーのチョコレートを初めて贈ることができてとても嬉しい様子です。これらの要素から、ドロレスはふうまに対して特別な感情を持っている可能性が高いです。

また、ドロレスはホワイトデーのお返しについても興味津々で、ふうまが直接渡したいと言うと、二人で会うことを提案しています。彼女はふうまとの待ち合わせを楽しみにしており、このことからも、彼女がふうまに対して好意を持っていることが分かります。


友達以上の好意、特別な感情と推測してくれた。
ドロレスが聞いたら、「ウェヒヒ、マ、マジで!? ChatGPT、い、以外とヤルじゃん」とか言いそうである。
理由についても色々書いてあるが、やはりドロレスが「初めてチョコをあげて嬉しい」とちゃんと態度に示しているのがプラスになったようだ。

●まんたん
以下のケースは、チョコレートを贈った人物がその相手からの連絡を待っている場面です。

【ケース17】
紅(小太郎、どうして何も連絡してこないんだ? チョコが届いてないのか? 受け取り完了のメールは来たのに。私にはありがとうを言う必要もないということか? いや、小太郎はそんな男ではない。また任務とかアルバイトだろうか? いつも頑張ってるからな。でもそうするといつ返事がくるか分からないな。いっそ私から小太郎に電話して……ダメだ。『チョコを受け取ったか?』なんてことはとても聞けない)
あやめ「紅様、今日はバレンタインデーですね」
紅「それがどうした?」
あやめ「さっきからソワソワしてらっしゃいますが、若様からのお返事をお待ちですか?」
紅「別に待ってはいない」
あやめ「嘘を仰ってはいけませんわ。『ちゃんとチョコを受け取ったんだろうか? なんで何も言ってこないんだろうか?』 さっきからお気持ちがダダ漏れですわ」
篝「紅様! ついに若様にチョコをお渡しになったんですね! それは一歩前進ですね!」
あやめ「一歩どころか十歩も二十歩も前進よ。できれば直接お渡しになって欲しかったけど。メッセージはお付けになったんですか?」
紅「メッセージ?」
あやめ「若様への溢れる想いを刻んだメッセージですわ。例えばそうですね。『瀬を早み岩にせかるる滝川の……』」
紅「それは崇徳院の歌じゃないか!」
篝「あやめ様、どういう意味です?」
あやめ「『瀬が早くて岩に遮られる滝川のように』といった意味よ」
篝「よく分かりません」
あやめ「その後に若様がこう続けるの。『われても末にあはむとぞ思ふ』 今は二人別れているけれどきっとまた会おう。再会を誓う恋人の歌ね」
篝「うわあ! ロマンチックですね!! 紅様! そんな素敵なメッセージを!」
紅「付けるわけがない。普通にハッピーバレンタインだ」
あやめ「あらあら」
篝「なんだ残念です」
紅「なにを二人で勝手に盛り上がってるんだ」
プルルルル♪(電話の音)
紅「っ!? わ、私だ。チョコは? そうか。受け取ってくれたか。うん。よかった。いや、礼には及ばないぞ。ただの気持ちだ。え? いま話? も、もちろんOKだ。久しぶりに少し話そう。今日はバレンタインだからなっ」


●GPT-4
【ケース17】

登場人物たちの人間関係:
紅は小太郎に好意を持っており、バレンタインデーにチョコレートを送りました。あやめと篝は紅の友人であり、彼女の気持ちを理解しています。

チョコレートを渡している側の好意の程度:
紅は小太郎に対して、友達以上の好意を持っていることが考えられます。彼女はチョコレートが届いているかどうかを心配しており、小太郎からの連絡がないことに不安を感じています。また、紅は彼と話すことに緊張している様子があります。

友人たちのあやめと篝は紅の気持ちを理解し、彼女が小太郎にチョコレートを渡すことを応援しています。あやめは紅が小太郎に送ったメッセージについて尋ね、ロマンチックなメッセージの例を挙げていますが、紅は「ハッピーバレンタイン」というシンプルなメッセージを選んでいます。

最後に、小太郎からの電話がかかってくると、紅は喜びを隠せずに受け取ったことを確認し、彼と話すことを楽しみにしています。これらの要素から、紅は小太郎に対して特別な感情を持っていると推測できます。

 

最後はちょっと変わって、ふうまからの返事を待っている紅というシーンだ。
ふうまのセリフは一切書かれておらず、ラストで電話がかかってくるが、それがふうまとは明示されず、それに応答している紅のセリフだけから判断してもらうという、GPT-4には難しいかもしれないやりとりだ。
それでも電話の前に、紅の心配や不安をちゃんと書いたのが良かったのか、友達以上の好意を持っていると推測してくれている。
その上で、崇徳院の歌から会いたくても会えない恋心を読み取ってくれたら上出来なのだがそれは無理だったようだ。「背を早み……」から始まる歌の参照ができていないか、紅が実際にそのメッセージをつけなかったのがまずかったか。
しかし、最後の電話もふうまからだとちゃんと判断し、「紅は喜びを隠せずに」と今までそういうことは大概見過ごしていたのにしっかり理解している。
今回、GPT-4はなかなか頑張った。

さて、ここまでチェックさせて、「ではふうまの本命は誰か?」というのをGTP-4に聞いてみた。
また「書いてないのでそんなことは分からん」と言っているかと思ったが、意外にもちゃんと返事をしてきた。

●まんたん
お疲れさまでした。
さて、念のため言及しておきますが、以上の全てのケースにおいて、チョコレートをもらった相手は同一人物(ふうま小太郎)です。
では、あなたはふうま小太郎が誰のことを一番好きだと推測しますか?
その理由とともに答えて下さい。


●GPT-4
私の推測では、ふうま小太郎が最も好きな相手はアスカだと思われます。

理由は以下の通りです:

ケース15では、アスカは二年連続でふうまにバレンタインデーのチョコレートを渡しており、彼女自身もそれを期待していました。これは、二人の間に何らかの信頼関係や親密さが存在していることを示しています。

他のケースに比べて、ふうまとアスカの会話はより自然でフランクです。彼らはお互いにからかいあったり、文句を言い合ったりしていますが、それでも良好な関係を維持している様子が伺えます。

アスカはふうまに高級なフランス製のチョコレートを贈っており、彼女が彼に対して特別な感情を持っていることが示唆されます。また、ふうまもアスカが去年のチョコレートの詳細を覚えていることから、彼も彼女のことを意識していると考えられます。

他のケースでは、チョコレートの贈り手はふうまとの関係をより慎重に扱っているように見えます。例えば、ケース16のドロレスは彼にチョコレートを送る際にドローンを使おうと考えるほど、直接会うことに抵抗を感じているようです。また、ケース17の紅は、チョコレートが届いたかどうかを確認するために電話をかけることに躊躇しています。

これらの理由から、ふうま小太郎がアスカのことを最も好きだと推測されます。ただし、これはあくまで推測であり、実際の感情は彼自身しかわかりません。


アスカおめでとう!!
といきたいところだが、二人のやりとりがフランクだからという理由はともかく、「アスカはふうまに高級なフランス製のチョコレートを贈っており、彼女が彼に対して特別な感情を持っていることが示唆されます」などと、さっきと違うことをいきなり言いだしているのがいただけない。
ドロレスと紅についても前とは言っていることが少し違う。
その他の子たちについて全く言及されていないのも気になる。この質問の前の数人からなんとなく選んでみた気配を感じる。
このあたり「ある文章から次に来る可能性が最も高い文章を作っていく」という仕組みから来るいい加減さが垣間見える。*2
というわけで、おそらくいい加減な答えが返ってくるだろうと期待して、最後にChatGPTにした質問と答えを記載してこの記事を終わることにする。
あえて細かいコメントは書かないが、元のキャラクターを知っていれば、合っている所もあり見当違いな所もあるちょっと面白い返事にはなった。

●まんたん
ありがとうございました。
では最後の質問として、ふうま小太郎にチョコレートを渡した人物が、彼との恋愛関係を進めるためにどのようなアプローチが考えられるか、あなたが考えられる範囲でいいので一人一人答えてください。
ふうま小太郎にチョコレートを渡した人物とは以下の20人です。

さくら

蛇子
ゆきかぜ
マヤ
まり

卯奈
舞華
伊織
心寧
きらら
孤路
紫水
覚醒リリム
クリア
カラス
アスカ
ドロレス


●GPT-4
それぞれのキャラクターがふうま小太郎との恋愛関係を進めるためのアプローチを以下のように考えられます:

さくら - 彼女は明るく元気な性格で、ふうま小太郎と自然な会話を楽しんで距離を縮めることができます。共通の趣味や関心事を見つけて、それを共有することができるでしょう。

鶴 - 鶴は真面目で礼儀正しいので、ふうま小太郎との信頼関係を築くことが重要です。共に任務を遂行し、協力することで絆を深めることができます。

蛇子 - 蛇子はクールでミステリアスな雰囲気を持っています。彼女はふうま小太郎に興味を持たせるために、自分の魅力を最大限に活用し、時折彼に対して親切な態度を見せることができます。

ゆきかぜ - ゆきかぜは快活で面倒見のいい性格です。彼女はふうま小太郎を助けることで彼の信頼を得ることができます。また、彼女は一緒に楽しい時間を過ごすことで、彼との親密さを高めることができるでしょう。

マヤ - マヤは知的で落ち着いた性格です。彼女はふうま小太郎との知的な会話を通じて、彼との共通点を見つけることができます。また、彼女は彼の悩みを聞いてアドバイスを提供することで、彼との絆を深めることができるでしょう。

まり - まりはおっとりとした性格で、ふうま小太郎に対して優しく接することができます。彼女は彼の心の安らぎを提供し、彼と一緒に過ごす時間を大切にすることで、彼との関係を深めることができます。

舞 - 舞は活発で好奇心旺盛な性格です。彼女はふうま小太郎と一緒に新しい冒険に出かけることで、彼との親密さを高めることができます。

卯奈 - 卯奈は繊細でロマンチックな性格です。彼女はふうま小太郎に対して積極的に愛情を表現し、サプライズや手紙などを通じて彼に気持ちを伝えることができます。

舞華 - 舞華はエレガントで上品な雰囲気を持っています。彼女はふうま小太郎との共通の趣味や関心事を見つけ、それを通じて彼との距離を縮めることができます。

伊織 - 伊織は真面目で努力家な性格です。彼女はふうま小太郎と共に目標を達成することで、彼との信頼関係を築くことができます。

心寧 - 心寧は穏やかで優しい性格です。彼女はふうま小太郎に対して支えとなり、彼の悩みを共有することで、彼との絆を深めることができます。

きらら - きららは明るく元気な性格で、ふうま小太郎と一緒に楽しい時間を過ごすことができます。彼女は彼との共通の趣味を見つけ、一緒に楽しむことで、彼との距離を縮めることができます。

孤路 - 孤路はクールで独立した性格です。彼女はふうま小太郎に対して時折温かい態度を見せることで、彼の関心を引くことができます。

紫水 - 紫水は神秘的で魅力的な雰囲気を持っています。彼女はふうま小太郎に対して自分の魅力を最大限に活用し、彼との距離を縮めることができます。

覚醒リリム - 覚醒リリムは非常に美しいが、その美しさの奥には力強さも持っています。彼女はふうま小太郎と共に困難な状況を乗り越えることで、彼との絆を深めることができます。

クリア - クリアは冷静で分析的な性格です。彼女はふうま小太郎との知的な会話を通じて、彼との共通点を見つけることができます。また、彼女は彼の悩みを聞いてアドバイスを提供することで、彼との絆を深めることができるでしょう。

カラス - カラスは狡猾で知的な性格です。彼女はふうま小太郎に対して謎めいた雰囲気を演出し、彼の興味を引くことができます。また、彼女は彼と協力して困難な状況を解決することで、彼との信頼関係を築くことができます。

アスカ - アスカは勇敢で情熱的な性格です。彼女はふうま小太郎と共に困難な状況に立ち向かうことで、彼との絆を深めることができます。また、彼女は彼に対して自分の感情を素直に表現することで、彼との関係を進展させることができるでしょう。

ドロレス - ドロレスは気まぐれで個性的な性格です。彼女はふうま小太郎に対して独自の魅力をアピールし、彼との親密さを高めることができます。また、彼女は彼と一緒に楽しい時間を過ごすことで、彼との距離を縮めることができるでしょう。

紅 - 紅は強気で自立した性格です。彼女はふうま小太郎に対して自分の力強さをアピールし、彼と共に困難な状況を乗り越えることで、彼との信頼関係を築くことができます。

これらのキャラクターは、それぞれ独自の魅力とアプローチでふうま小太郎との恋愛関係を進めることができます。重要なのは、彼との信頼関係を築き、お互いに理解し合い、サポートし合うことです。

 

 

*1:誰の台詞か明確にするためキャラ名は付けた

*2:実際、この実験では一つ一つ入力していったが、全部まとめて一つのファイルとして読み込ませて同じことをさせると全然違う答えが返ってくる