謎の対魔忍「秋山達郎」を追え!! ゆきかぜの元彼、消滅の危機!?

あなたは彼を知っているだろうか?

この絵はおそらく現存する唯一の全身画像だ。

彼こそは、対魔忍世界から消えようとしている秋山達郎、その人である。

 

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昔の怪しいUFO特集みたいな始まり方だが、この前の記事でもちょっと触れた、水城ゆきかぜの恋人にして、秋山凜子の弟でもある、秋山達郎についての記事だ。

 

対魔忍もゲームから始まり、決戦アリーナ、対魔忍RPG、そしていずれ始まるアクション対魔忍と世界がますます広がっている。

 かつてメインの看板だった「対魔忍アサギ」、それに続く「対魔忍ユキカゼ」の両ゲームシリーズ。

私は「対魔忍アサギ3」、「対魔忍ユキカゼ」、「対魔忍ユキカゼ2」のメインライターとしてシナリオを担当している。

 

エロゲーはシナリオが多いため、キャラごとに別のライターが執筆、あるいはエロシーンだけ助っ人が入ることがよくあり、実際にアサギ3はそのパターンなのだが、ユキカゼの二作については全部一人で書いている。*1

 

今までヒロインのゆきかぜや凜子について、かなり書いてきたことになるが、ここまで対魔忍ワールドが大きくなると、もう私以上に彼女たちを担当している方もいるはずだ。

そもそも、エロシーンが山ほど増えた決戦アリーナではあの二人をあまり書いてない。対魔忍ユキカゼ2とのコラボの他は二つ三つくらいだ。ゲーム担当者としてはちょっと寂しい。

一方、ゲームの男主人公だった達郎については、それ以外のメディアでほぼスルーされているだけに、今のところ私がもっとも彼のことを書いているに違いない。

 

しかし近年、達郎の存在がどんどん小さくなっていっている。

設定では、ゆきかぜの幼馴染で友達以上恋人未満の思い人、いやもっと恋人くらいだったにも関わらずだ。

 

例えば、対魔忍RPGにおいて、初期の【雷撃の対魔忍】水城ゆきかぜなどでは、

 

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「勝ち気で負けず嫌い、プライドの高さが玉にキズで唯一心許せる存在が幼馴染の秋山達郎。彼となかなか恋愛関係に進展できないのが悩み」

と、一応プロフィールでは言及されているが、現時点まで一切登場していない。

 

また、近日スタートのアクション対魔忍でも、

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「彼となかなか恋愛関係の進展できないのが悩み」

と彼はいるらしいが、達郎とは書かれなくなった。

 

そしてついに、対魔忍RPG【雷撃のクリスマス】水城ゆきかぜでは、

 

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「勝ち気で負けず嫌い、プライドの高さが玉にキズ」

と、達郎どころか、彼についての文章そのものが消えてしまった。

着実にいなくなっている。

これではプロフィールに「ふうまのことが気になるのだがどうしても素直になれない」とか書かれるのも時間の問題だ。

 

前置きが長くなったが、盛り上がる対魔忍ワールドとは裏腹に、いつの間にかいないことにされそうな達郎のために、なりゆきとはいえ彼を一番書いてきたライターとして、色々と思い返してみることにした。

今となっては、ネタとして達郎のことを知っている人はいても、彼をプレイした人の方が少なくなっている気がするので、まずは最初のゲーム、「対魔忍ユキカゼ」(以下、ユキカゼ1)から見てみよう。

 

対魔忍ユキカゼ

 

 これはオフィシャルサイトのプロフィールだ。 

 

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一応、本作の主人公と書いている。

しかし紹介文はこれだけだ。絵もない。*2

達郎のデザインが存在しないわけではない。冒頭のラフがそれだ。

 

全身像はラフしかないが、ゲームには顔のアップが登場している。

それがこれ。

 

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視線の先には、他の男にやられているゆきかぜの絵が入る。


『寝取られの対魔忍』こと秋山達郎の誕生だ。
この絶望顔はなかなか便利で、右側にゆきかぜと他の男の適当な絵をコラするだけで、新しい寝取られ画像ができあがる。

手元にないのだが、最近だとふうま君とゆきかぜが並んでいるのをよく見る。

 

この顔から分かるように、ユキカゼ1の達郎は単なる寝取られ男だ。それ以外の役割はないといっていい。

一応、主人公なので、プロローグでゆきかぜ、凜子ともに作戦に参加しているが何もやっていない。二人の活躍を横で見ていただけだ。

 

その後、任務に行く前のゆきかぜと普通にキスしてみたり、

 

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凜子にいきなり「SEXしてくれと」と言われたりして(結局しないのだが)、

 

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こいつは寝取られ男ですという伏線を張られ、所々でその役割を果たす以外は基本的に物語上なにもしていない。
二人が任務先で奴隷娼婦になっていることなどつゆしらず、五車の里でのんきに訓練などしている。

 

この訓練で、達郎の忍法を決める選択肢があるのがちょっとおかしい。

 

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ユーザーの選択によって、さくら先生との模擬戦の内容が変化して、それぞれの忍法を生かした戦闘描写など面倒だったのだが、最終的にはどれを選んでも変わらない。*3

 

達郎がどんな忍法を使おうが、奴隷娼婦になったゆきかぜや凜子を助けることは叶わず、五車の里に引きこもって、Y豚ちゃん、R子ちゃんのエロ動画を見ながら、一人寂しくオナニーすることになる。
達郎の出番はそれだけだ。

 

 

対魔忍ユキカゼ2

 

 ユキカゼ1ではさんざんな結果に終わった達郎。

それに比べると、ゲーム二作目「対魔忍ユキカゼ2」では、寝取られ役がメインではあるものの、達郎もストーリーにもちゃんと絡んでいる。

 

オフィシャルサイトのプロフィールも少し文章が増えた。

 

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なんとセリフもついている。

「ゆきかぜを守れる男になるよ!」ときた。

明日を救えバルディオスと同じように、この手の言葉は実現しないことが多いのだが、後述するようにハッピーエンドでは実際に助けているからびっくりだ。

 

相変わらず絵はないが、忍法は風遁の術と決まったようだ。おめでとう。
ここで注目すべきは、達郎の強さのレベルだ。
プロフィールにはこうある。

 

達郎の力は未熟で真空の刃で斬り裂く〝疾風斬”や風を操って盗聴する ”風聴の術”などの初歩的な風遁の術しか使えない。

 

真空斬りといえば、かの赤胴鈴之助も使っていた由緒ある主人公の必殺技だ。
懐かしのウィザードリィ小説「風よ。龍に届いているか 」でも、ずばりニンジャの主人公が素手で、マスターレベルの肉体を限界まで駆使して、ようやく小さな真空刃を出している。

その真空斬りを使える達郎が、未熟だ初歩的だと言われるのだから、いかに対魔忍の戦闘力が人間離れしているかが分かる。

 

ただ、そのわりに達郎はユキカゼ2の本編中、対魔忍として結構活躍している。

ゆきかぜと凜子に先行する形で、高坂静流とコンビで敵地に潜り込み、ジョジョのワムウのように風を身に纏って監視をくぐりぬけたり、自分の声を風で変調して音声認識を突破したり、隠し金庫に罠がないか風で調べてみたり、自分の風では倒せないサイボーグ蜘蛛をその特性を見抜いて上手くあしらったりしている。

 

このへんの活躍、プロットに元から書かれていたものもあれば、私がシナリオでつけ加えたものもある。

忍法も風遁の術と決まったことだし、先行部隊として敵地に潜入する以上、ある程度有能でないと困るので、しっかり描写させてもらった。

 

もちろん、年上で色っぽい静流に遊ばれてオロオロしているのだが、自分にできる範囲の力でちゃんと彼女の役に立ち、対魔忍として信頼もされている。
自信満々で敵地に潜入して、これくらいは大丈夫と思っていたら、いつも罠にどっぷり嵌っている二人組よりましだ。

 

こうしてみると、達郎は戦闘より諜報の方が向いているのだろう。
自分がまだ未熟だと自覚しているので無茶もしない。下調べを重視する。
同じく諜報の静流とうまくいっていたのもよく分かる。

 

この静流とは、敵の媚薬にやられた彼女を救うためという名目ではあるが、なんと童貞まで喪失して、しっかり彼女をアヘらせている。
静流はエンディングによって実は悪堕ちしていたとも、そうでなかったともとれるのだが、どっちの場合でも達郎を気に入っている風に書いている。

 

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このセリフは、静流がイタズラでいきなり背後から声をかけたとき、敵だと思って即座に殺そうとした達郎を受けてのものだ。優しい性格とか設定に書かれてるわりには、殺しを躊躇わないあたりちゃんと対魔忍している。

 

ちなみに、静流が達郎を気に入っているという描写は、対魔忍RPGで私が担当した静流のエロシーンにも入っている。
パイズリ勝負に負けたふうま君が泣き出したのを見て、達郎君の友達だからとおまけで今度一緒に任務をさせてあげるという場面だ。
もっとも、この静流のエロシーン、ごくごく初期に書いたものなので、ふうま君のキャラも違っている。

 

話をユキカゼ2に戻すが、静流にとって達郎は 「頑張り屋さんの可愛い男の子」というポジションだ。
達郎はそんなふうに見守ってくれている年上の女を相手にした方がうまくいくと思う。
この人に認められたいと思って頑張っているうちに、いつの間にか対等の男女の関係になっているというパターンだ。
アサギもそうだが、今までしっかりした年上の顔をしていた相手が、ただの女の顔をする瞬間というのは実にいい。
「男の子だと思ってたら、ちゃんと男の顔になってるじゃない。やだ、甘えたくなっちゃう」とかそういうのだ。私は好きだ。

 

達郎があくまで同年代のゆきかぜを目指すとすれば、「対魔忍としてゆきかぜを守れるように」とか面倒くさいことを考えず、単なるオスとしてもっとガンガン行くべきだろう。
寝取られルートで、ゆきかぜは達郎のことをさんざん「情けないチンポ」とか貶しているが、あれは単に見たことがないか、子供の頃に一緒にお風呂に入ったくらいの記憶から言ってるだけだ。

達郎が静流を本気でアヘらせる都合上、実はなかなかの巨根、普通に犯せば女を堕とせるマジカルチンポ持ちということになっている。
だから、ゆきかぜでも凜子でも思い切って押し倒してしまえば普通に即堕ちする。凜子は姉の自分は二番でいいと思っている節があるので、両手に花であっさりうまくいくだろう。
まあ、それができないから達郎なのだが。

 

さて、ユキカゼ2、ハッピーエンドルートのクライマックス。
ここでようやく達郎、ゆきかぜ、凜子、静流が一緒に行動している。
達郎はチームリーダーとして3人を敵の本拠地に案内し、護衛の配置を考慮しつつ、なるべく敵に合わないように、かつどこかで一網打尽にできるように誘導している。
 

ゆきかぜはそういった達郎の能力や気配りに全く気づいていない。出てくるセリフがこれだ。

 

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すっかり達郎を信頼していた静流に、これこれこういうわけと指摘される始末だ。

凜子はさすがに気付いていたが。
このあたりも、普段はともかく、任務のときには脳筋の彼女をもってしまった達郎の苦労が伺える。

 

ちなみに、このときの会話でゆきかぜが達郎のことを「敵を罠にはめて倒すゲームが得意だった」とも言っている。
タイトルは出していないが、このゲームはテクモの「影牢」シリーズをイメージしていた。
予めトラップをいくつも配置しておいて、敵が一つトラップにハマったら次から次へとトラップを発動させてコンボを繋げ、こちらは遠くから無傷で敵を倒す、その卑劣なやりくちがたまらないデームだ。

シリーズの二作目、PS1の「影牢~刻命館 真章~」がシンプルで一番趣味にあっていて、今でもときおり思い出してはプレイすることがある。

 

www.youtube.com

 

その後、達郎はこの敵を罠にはめる力で、自分を上回る強さの中ボスを一人で倒している。
さらに、大ボスとのラストバトルでは、もう攻撃力は役に立たなくなっていたものの、ゆきかぜを一番よく見ていた達郎が、その大したことのない風遁の力で彼女を救って、大ボスに大ダメージを食らわせることに成功する。

 

この達郎の活躍はプロットにはなく、シナリオで私が書き加えたものだ。
プロットでは、達郎は完全に観戦モードで、ゆきかぜと凜子が二人で勝手に大ボスを撤退させていた。
しかし、達郎視点で書いている以上、いくらなんでもそれはあんまりだと思ったので、「ここで達郎が活躍するのはなし」というリテイクを覚悟して書いたら、そのまま通ってしまった。

 

この結果、大ボスは達郎のことも警戒して去っていく。
いずれユキカゼ3があるとして、邪魔なゆきかぜと凜子のウィークポイントとして、敵が積極的に達郎を狙ってくる伏線にも使えると思っていた。

 

さて、ここまで読んで、対魔忍RPGをプレイしている方なら分かるだろうが、この気づきによって敵を罠に嵌めて勝つ力、ふうま君そのものである。
ゲームが趣味という設定もよりピックアップされ、ゆきかぜもまたゲーム好きという設定が追加されて、二人で仲良くゲームなどしている。
そりゃ、達郎の出番もなくなるわけだ。


このようにユキカゼ3では、ためしに書いてみた達郎の出番がそこそこ残ったわけだが、今度は残らなかった達郎について述べてみる。
つまりシナリオに書いたものの、最終的にカットになったものだ。
対魔忍アサギ3にそんな場面がある。

 

対魔忍アサギ3は時系列的にはユキカゼ2の後にあたるが、発売されたのはユキカゼ1とユキカゼ2との間だ。
私はユキカゼ1を担当したのち、アサギ3を執筆したのだが*4、アサギ3がユキカゼ1の数年後ということで、こんなやりとりを入れていた。

山本部長がアサギ、さくら、紫を集めての会話だ。
当時のシナリオから抜粋する。

 

山本「他の幹部連中はどうした? 紫、九郎は?」
紫「兄上は任務で海外にまだ……申し訳ありません」
さくら「ユッキーや凜子ちゃんは潜入任務中だし……二人ともまた娼館だっけ?」
紫「そうだ。だから時間がかかる」
さくら「あーー、じゃ達郎君はまたヤキモキしてるのか。っていうか、いつになったらケリつけるんだろね、あの三人」
紫「知らん。興味もない」
さくら「つまんないの。ムッちゃん、ほんと人の恋バナどうでもいいよね」
紫「さくらが好き過ぎなんだ。そんなことばっかりやってるから、いつまでたっても恋人の一つもできないんだぞ」
さくら「ぎゃーー、そういうこと言う? 言う? それ言ったらムッちゃんだってず~っと一人じゃん」
紫「わ、私はいいんだ、別に」
アサギ「二人とも馬鹿話は後で」
アサギ「部長。今集まれるのはこの三人だけよ。他は全て任地で指揮を執ってるわ」

 

これが製品版ではこうなっている。

 

山本「他の幹部連中はどうした? 紫、九郎は?」
紫「兄上は任務で海外にまだ……申し訳ありません」
さくら「ユッキーや凜子ちゃんは潜入任務中だし……?」
アサギ「部長。今集まれるのはこの三人だけよ。他は全て任地で指揮を執ってるわ」

  

まるごとカットだ。
ゆりかぜと凜子がまた娼館に潜入とか、達郎がそれを知っていて、かつ三角関係ができあがっていることを匂わせるなど、こんなとこでちょっと書くにはやりすぎだ。カットもやむを得まい。


それからこのシーン。

五車町が急襲を受けたときに、アサギ3のもう一人のヒロイン、甲河アスカ視点のシナリオで、彼女は一人の対魔忍と会っている。

  

対魔忍「アスカちゃん、さくらさんと紫さんはどこかにいるずだ。どうか二人を救出してくれ」
 脱出を率いている対魔忍がアスカに声をかけてきた。
 里きっての剣の達人だが、彼もかなりの手傷を負っている。
アスカ「分かってます、秋山さん。さくら姉たちのとこに、あの馬鹿弟をさらったフュルストとかいう奴もいるんですね!」
対魔忍「そうだ。浩介くんもまだ無事なはずだ」
アスカ「無事じゃなきゃ許しません。ほんと超ド級のウルトラ馬鹿なんだからっ!!」
対魔忍「君たちは変わらずだな。じゃあ、後を頼む」
アスカ「秋山さんもお気を付けて。さっき教えたルートが一番手薄なはずです。でも油断しないでください。敵は恐ろしく綿密に今回のことを計画しています」
対魔忍「そのようだね。こんなに簡単に里が墜ちるとは油断したよ。だが、まだ負けた訳じゃない」
アスカ「ご武運を」
対魔忍「お互いにね」

 

アスカから見て年上の男、名字が秋山、里きっての剣の達人ときて、分かる人には成長した達郎と分かるようになっている。

 

これが製品版でどうなったかというと、セリフはそのまま、一カ所だけ変わった。

 ※『』は私が追記。

 

里きっての剣の達人だが、『彼女』もかなりの手傷を負っている。

 

一字変わって大違いだ。
ボイスも女性になっていた。
私も製品版をプレイするまで知らなかったので驚いた。


ただ、さくらたちの噂で相変わらず情けない達郎の話があって、女性関係はともかく対魔忍としては一人前になったということで達郎を出しているので、さっきのがカットになった以上、こっちの変更も妥当だろう。

 

とはいえ、ここのアスカは昔ちょっと憧れていた近所の対魔忍のお兄さんと会って、「ほら私も一人前の対魔忍になれたんですよ」的な嬉しい気持ちを抑えつつ、背伸びして普通に話しているという、やたら細かいことまで考えてセリフを作ったので、なくなって残念といえば残念だ。

 

前述したように、時系列的にアサギ3はユキカゼ2の後にあたり、その頃、あるいはもっと後に、ゆきかぜたちがどうなっているかはまるで分からないのだが、その点に関して、葵渚氏がインスピレーションを刺激しまくりの素晴らしい絵をツイートしてくれている。

 

 

この絵を見た瞬間、達郎が原因でこんな風になったのだと私は思った。

 

似合う台詞は「私があなたを終わらせてあげる」だ。

 

これが凜子。

 

 

ゆきかぜを守れるような男になりたいという思いの果てに、達郎は禁断の力に手を出してしまう。

凜子は達郎を止めたいと思いつつも、悪の力に飲み込まれた弟のそばから離れることができず、ついに対魔忍からも離反してしまった。

ゆきかぜは二人を追う。好きだった達郎を止めるために。

悪堕ちした達郎の目の前で、ゆきかぜと凜子はついに戦うことになる。

しかしそれこそが淫魔王の企みであった。

三人の愛憎の果てになにが起こるのか。

みたいな話だ。

ま、絶対に違うだろうが。

 

さて、妄想はこれくらいにして、この達郎特集もそろそろ終わりにしよう。

せっかくなので、達郎とゆきかぜとのラブラブなシーンを最後に付け加えておく。
これは妄想ではなく、ちゃんとオフィシャルであったものだ。
ユキカゼ2で、前述したように達郎のフォローで大ボスを撤退させたあとのやりとりだ。

 

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ゆきかぜ「やった~~~~、達郎っ!!」
 ゆきかぜが両手を広げて駆け寄ってきた。
達郎「はは、やったな、ゆきかぜ」
ゆきかぜ「うん、やった、やったよ。達郎っ!」
 ゆきかぜは俺の首にぶら下がるように抱きついてきて、まずキスをしてきた。
 今、ほかにすることはないという感じで強く唇を押しつけてくる。
ゆきかぜ「んっんっんっんん~~~~~~~~~っっ♪」
静流「こら、あなたたち、なにやってるの。一応まだ作戦中よ」
ゆきかぜ「あ……えへへ、ごめんなさい……」
 ゆきかぜは恥ずかしそうに俺から身体を離した。
ゆきかぜ「もうダメだよ達郎、いくら私が恋人で、いくらあんな化け物に勝って嬉しいからって、こんなときにキスとかしたら」
達郎「自分からキスしといてそれはないだろう」
ゆきかぜ「ええ、わたしからじゃないよ」
ゆきかぜ「わたしはちょっと抱きついただけ。達郎が先にキスしてきたんだよ。こういうときだけ大胆なんだから」
達郎「なんでそういう嘘を言うかな?」
ゆきかぜ「嘘じゃないってば! 達郎が先にキスしてきたの! そうなの!」
達郎「お前、顔真っ赤だぞ」
ゆきかぜ「そ、そういうこと言わない。さっきのは自分でもちょっとアレだったかなって思ってるんだから、もうなしなし」
達郎「アレって?」
ゆきかぜ「だ、だから、なんかほら映画のラストシーンみたいな。あるでしょ。最後にヒロインとキスしてハッピーエンド的な――ってなに言わせるのよ、バカ、エッチ!」
達郎「そこでエッチとか言われてもなあ」
ゆきかぜ「いいの! 達郎はエッチなの! エッチに決まってるの!! エッチ!! バカバカ!!」

 

ずいぶんと可愛く書いたもんだ。
ツンデレ娘のデレ爆発だ。ゲームだと声がつくのでさらに破壊力が増す。

達郎も結構ゆきかぜをリードしているのが驚きだ。
消えかけている今とは別人のようだ。

最近はスマホアプリ版もあるようだし、できれば実際にプレイしていただきたい。
 

こんな世界もあったねということで、望み薄だが、達郎の今後のがんばりに期待している。

ではまた。

 

 

 

*1:おかげで凜子を代表する頭の悪いセリフ「い、いきなりこんなチンポっっ!! これがプロかあっ!!」も考えることができた。

*2:対魔忍アサギ3で似たようなポジションにあった浩介にはラフがある。しかし色は付いていない。

*3:と書いたが、コメントで指摘していただいたとおり、実はグッドエンド条件に関わっていたのだった。だから2で風遁の術を使うのか。ごめん、達郎。

*4:もちろん将来ユキカゼ2があることなど知らない。