ここは良くないです。なぜなら……



今日はいつものシナリオ執筆はお休み。


代わりに、別件で頼まれていたシナリオチェックの仕事をやることにする。
「今度デビューする新人さんが書いたシナリオがあるから、ライターとして見て欲しい」という話。
どういういきさつで、チェッカーに指名されたのか首を傾げてしまったが、当然そのうち商品として発売されるとのことなので、ちゃんとチェックをする。


ただ、辛さは中辛くらいにしておく。
相手は同僚の部下ではないし、シナリオチーフとして直しを入れてるわけでもない。
その時は、自分が書いたメインシナリオに文体とかリズムとか合うように。――っていうか、「なんかこの文、気にいらね」みたいな理由で弄っても、まあ問題はないような気がする。やられた方は腹たつだろうが。


今回はそうじゃないので、自分の趣味はとりあえず忘れ、なるべく客観的な指摘になるように心がける。
できてるかどうかは分からんが。そもそも、どこにチェックを入れるかって時点でそいつの趣味が――いや、それはともかく、新人だった時のことを思い出すと、単に「ここ駄目。こう直して」のように、駄目な理由がなく修正文だけ書かれているのは、嫌だった気がする。
いちいち理由を書くと、それはそれで角が立ちそうな気もするんだが、やっぱり書いておこうか。
ここはこういう理由であんまり良くありません、このニュアンスを出すならこうやった方が効果的です。この伏線はここよりあっちで出した方が……云々。


うーーん、けっこう手間がかかるなあ、これ。